幼児期から継続して行うこと

子供さんの教育に関心のない親御さんは、日本人にはほとんどいないと思います。昔から、日本人の親は自分よりも先に子供のことを優先し、様々な形で教育には力を注ぎます。人は赤ちゃんから成長するに従って、親の側で一つ一つ言葉を覚え、使い方を学びます。また、文字を読み理解するようになると、言葉の量、つまり語彙が飛躍的に増していきます。

多くの日本人が通常受ける教育では、先ず「平仮名」「片仮名」そして「漢字」という順で学んでいきます。その常識的な方法に異を唱える方が石井勲先生です。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「プロローグ 『まえがき』にかえて」に、「漢字教育は幼児期から継続して行おう」という項目があります。引用してご紹介します。

漢字教育は幼児期から継続して行おう

「“かな”より漢字のほうがやさしい」と言われても、大人には理解しが たいことでしょう。自分たちの教育が“かな”から始まったから、どうして も“かな”はやさしく、漢字はむずかしいという先入観から抜け出せない のです。

「あり」より「蟻」のほうが子どもにとってわかりやすい、という理屈はわ かったとしても、実際に自分の子どもに漢字教育をするとなると、ためら ってしまうことが多いのではないでしょうか。それは自分が習ってきた 固定観念にとらわれているからです。

“かな”から教育するということは、明治時代からずっと続いてきまし た。もっといえば遠く平安時代には、“かな”は女文字といわれ、男性が 書く漢字と違ってやさしいという記述は、『土佐日記』の中にも出てくる のでご存じだと思います。

したがって、小学校に入る前は、せめて自分の名前ぐらいはかなで 覚え、漢字は小学校に入ってから習えばいいと思いがちです。しかし これは大きな間違いで、小学校に入ってからでは遅いのです。脳の働 きがもっとも発達する時期に漢字を学習することがいちばん効果的で、 かつまた楽しみながら覚えられるのです。

しかし、一般的にはこのことが理解されていません。もしためらいが 残るようでしたら、実際に試してみることです。幼児に漢字と“かな”の 二枚のカードを見せて、どちらがよくわかるかを実験してみれば一目瞭 然です。

なぜ、漢字のほうがやさしいかというと、子どもの脳には鳩とか蝶、桃 という漢字の形が頭の中にそのまま入るのです。公園で鳩を見せて、 あれが鳩だよと言って、「鳩」という漢字を見せれば、いっぺんで覚えて しまうのです。「はと」ではなかなか覚えられないのです。

この辺は後で詳しく説明しますが、いずれにしても、この漢字教育は 継続することが大切です。頭は毎日使わなければよくなりません。いく ら栄養価の高い食べ物でも一か月に一度ではダメなように、脳も今日 は使ったけれども、明日は使わないというのでは意味がないのです。

幼児期から、毎日コツコツとやっていくのです。一日に一字読めるよ うになればいいのです。これを三歳の時から始めたとしましょう。毎日 続けると、小学校に入学するまでに小学校で習う漢字がすべてわかる ようになります。これだけ知っているということは、その後の学習にも大 きな差を生むことは明らかでしょう。

・・・一般的に、人は自分の経験から物事の良し悪しを判断しがちです。同じ様に、自分が置かれた教育環境の中から経験したことや実行してきたことを基本に、親は我が子の教育の方法を考えます。上記の漢字教育について、試す価値があると考えるか否かで、親御さんの子供さんへの教育的な接し方が異なってくると考えます。

posted by at 14:00  |  国語力について, 塾長blog

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