知能は言葉によってつくられる

羅針塾では、塾生に様々な体験をして欲しいと考えています。近頃の風潮として、大人が子供を危険な目に合わせてはいけない、と余りにも過保護になりすぎている嫌いがあります。その結果、子供自身が危険を回避するという本能を研ぎ澄ます機会を失っています。「這えば、立て。立てば、歩め」と親はハラハラしつつも、自立を促すのは人類の太古の昔から行ってきていることです。

無理なく、幼児に危険を察知し、回避することを覚えさせるには、やはり、親御さんが山や海などの自然界に子供の身を置く機会を設けることです。幼児の頃から自然に親しむことが出来れば、学ぶことが数多あることに気付きます。親子で身近な山や磯辺などに散歩に行くだけでも、四季折々の自然に触れ、親子の会話も弾みます。

さて、石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 「漢字を教えない」のが漢字教育の基本」に、「言葉を使って体験を表現させることが大切」という項目があります。引用してご紹介します。

言葉を使って体験を表現させることが大切

幼児への試験は大きく分けて、言語による知能テストと図形による知 能テストの二通りありますが、私は言語によるもののほうか知能指数を より正確に表現できると思うのです。というのは言語は知能そのものだ と言っていいと思うからなのです。

言葉か正しく使えて、その言葉の教が多い子どもほど知能か高くな っています。知能は言葉によってつくられるということは、今では学者 の間でも定説になっています。知能というものは、かっては生まれつき であると言われていたのですか、幼児期につくられるということもわかり ました。幼児期に言葉によって形成されることもわかったわけです。

ですから言葉の教育をしっかりやるということが、知能を正しく発達さ せる道なのです。そして言葉の中でも最も安定したものが文字ですか ら、子どもに文字を使わせることが一番の近道なのです。文字を知ることによって、子どもがひとりでどんどん学習ができるわけです。

体験ということが大事ですし、言葉を使ってその体験を表現するとい うことが、人間としての知能を向上するのに役立つのです。できるだけ 生きたいろいろな体験をさせるということは、親が子ども対してやれる最 良の教育ではないかと思います。

ペーパーテストで知識を詰め込むよりも、もっと基礎になる生活のま わりのさまざまなものを、体験をさせることのほうか大切です。体験させ るだけではなく、質問をして考えさせることが大事です。これによって、 子どもは「観察」して答えることになるのです。

言葉を通さないと、ただ見るだけでは「見れども見えず」ということに なるわけです。私たちは毎日同じ場所を往復していて、道にあるものを 見ているはずなのに、何があったかと聞かれても答えられないものが たくさんあります。それと同じことです。

ポイント:赤ちゃんのうちは世界は家庭の中だけですから、ヨチヨチ歩 きができるようになったら図書館でも美術館でも動物園でも、い ろいろなところへ連れ回して世界を広げてやることです。連れて 歩いてさまざまなものを見させ、感じさせ、場合によっては質問 して考えさせる、これが一番能力を伸ばすことなのです。知識を 詰め込むのではなくて、考えさせることです。

・・・先日、「松森天満宮での親子セミナー」を実施しましたが、その時には理解できなくとも、後になって得心することができる体験が有ります。

それらの体験について、親御さんが子供さんに質問して考えさせる。子供なりの答えを出す。そうする事を繰り返していくと、子供さんは行動する際に観察する力が増し、その観察を基にして答えるようになってきます。

日々の生活の中には、様々な体験に伴う「何故」が有ります。それについて、子供さんに質問することが、考えることになり、言葉を使って説明することが知能の向上に繋がります。

 

 

posted by at 08:29  |  国語力について, 塾長blog

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