学校教育の現状について、様々なところから情報が入ります。小・中・高の各学校で「勉強」をさせる先生方と、させられる児童・生徒達との関係は、正直なところ整合しているとはいえません。所謂「一斉授業」をせざるを得ない先生方からすると、学力差があるクラスの奈辺に照準を置いても、学力差を解消することはできません。力のある子はつまらない。そうではない子には難しい。

結局は、それぞれの子が「学ぶ」意欲を持てるかどうか、にかかってきます。教える側(親も先生も)からすると、その意欲を惹起させ継続させることができるか、です。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「天才は学校教育の中からは生まれない」という項目があります。引用してご紹介します。

天才は学校教育の中からは生まれない

知能は幼児期に形成されます。つまり家庭教育が一番大事なわけで す。家庭教育さえしっかりやっていれば、今の普通の小学校の教育は バカバカしく感じると思います。たとえば欧米でノーベル賞をとるような 学者は、小・中学校には行っていない人が多いのです。また、12、3歳 で大学に入学しています。入学試験さえ通れば年齢を問わず入れてく れるわけです。

数年前の話になりますが、イギリスのケンブリッジ大学を16歳で卒業 したという少女がいました。数学科を何と主席で卒業しているのです。 そしてこの少女をアメリカのハーバード大学が教授に迎えたというので す。驚いたことにこの少女は、小学校、中学校、そして高校には一日も 行っていないのです。父親が家庭で教育したそうです。

この父親というのがなかなか面白い人で、自分の子どもは個性が強 いから、学校へやったらダメになってしまうと思って、自分で教育する 決心をしたそうです。もともと普通のサラリーマンだったのですが、奥さ んに「すまないが働きに出てくれないか。私は家にいて、炊事洗濯から 子育てまで全部やるから」と言って、夫婦の分担をちょうど逆にして、こ の少女を教育しました。

私もこういった教育法には賛成なのです。それは個性を潰されない ほど強い子どもならいいのですが、何といっても今の学校教育は画一 的すぎると思うからです。だいたい試験のために勉強するのはおかし いです。

私自身、中学生の時には試験勉強は一切しませんでした。試験は自 分の実力を測る「ものさし」の一つではあるけれど、試験の前日に一生 懸命丸暗記して、それでいい点が取れたとしても、それはとても愚かな ことのような気がしたわけです。試験の前になるとかえって普段しない ようなことまでして遊んだものです。臍曲がりといえばその通りですが、 それでも成績は悪くなかったです。

もちろん人間の脳はいろいろな要素が絡み合ってできあがりますか ら、一概にこうと言い切ることはできませんが、やはり家庭環境は強く影 響しているといえるでしょう。

私の場合、両親は何かを教えてくれるということがなかったので、幼 児期には独りぼっちでいろいろなことを空想する、つまり一人遊びが好 きでした。与えるものが多すぎるのはダメで、自主的に考えることこそ大 切だと思ってます。

・・・現在の大学受験を目的としている普通高校での授業内容や課題(宿題)の多さを仄聞(そくぶん)すると、自主的に学ぶという意欲を削ぐことに力を注いでいるのではないか、と皮肉を言いたくなるような状況です。

筆者の受験期と比較すると、生徒達が哀れに思えるほどです。つまり、自らの判断で受験したい大学を選び、自ら計画を立て、試行錯誤しつつも目標を達成すべく日々刻苦勉励する、べきなのですが。

問題解決能力を身につけるには、「失敗は成功の母」であると経験することが近道です。

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子育ては、夫婦の一致協力があれば順調に推移します。お父さんとお母さんは、他人同士であっても、婚姻することで家族としての結びつきや責任が生じます。子供さんが生まれれば尚更です。精神的に安定した子供さんは、学習能力も自然に高くなります。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「家庭教育の重要性」という項目があります。引用してご紹介します。

家庭教育の重要性

 家庭教育というものは、夫婦が同じ方向で子どもを育てようとしない 限りうまくいきません。どんな子どもに育てるのか、どんな教育をするの か、しっかりと話し合うことが必要です。

できれば、子どもが生まれる前から夫婦で相談しておくことが大切で す。夫婦の一番大きな仕事というのは、子育てだからです。

いくら父親が外で働いているといっても、わが子を立派に育てる責任 は、母親と半分ずつ持たなくてはなりません。よく話し合って、両親が 納得した上で育てることが大切です。

どんなに忙しい父親でも、子どもの教育というのは楽しいはずです。 子どもと遊ぶということは気分転換にもなります。

そういう意味では、父親の役割も非常に大きいのです。無関心であ っては困るし、ましてや子どもの教育に対する考え方が母親と反対とい うのでは困ります。

教育の「教」という字の右側には「父」という文字が使われています。 昔は、父親は外に働きに行くのではなく、家の中で仕事をしていました。 子どもは、父親の仕事を見て育ちました。そして父親のやり方の真似を します。真似をすることを、日本では「真似ぶ」といいました。

この「真似ぶ」という言葉が「学ぶ」に変化したのです。今使われてい る「学ぶ」とは少しニュアンスが違って、本来は真似ることを意味してい ます。では、誰の真似をするのかというと、父親です。真似をしたときに、 指導助言をするのが父親の仕事です。

「そういうときにはこうするんだよ。それじゃ手を切ってしまう……。こ ういうように持ってやれば怪我をしないんだよ」

これが“教える”ということなのです。

教育の本質は父と子が交わることです。一緒にいることが教育の原 点なのです。そして子どもが自主的に父の真似をする、これが学問の 「学」の始まりです。学ぶときには、当然のことながら父親が指導助言し ます。それが独立して「教」という字になるのです。漢字の成り立ちから 調べていくと、「教」という字と「学」はまったく同じなのです。

ポイント:テレビで育った子どもには、自分で自分の世界、つまり煩わし くない自分一人の世界に閉じこもってしまい、言葉が吸収されな くなっているケースが多く見られます。たくさんの言葉が頭に入 らないから頭脳が発達しません。いろいろな言葉を使って体験 を頭の中に認識できないと、智慧というものは蓄積されないわけ です。

・・・仕事の都合や事情があって、父親が子供さんとしょっちゅう一緒にいることができない場合は、父子の意思疎通の機会を如何に設けるか、です。昨今は、メールのやり取りが日常化していますが、手紙や葉書なども有効活用すれば、かえって子供さんの言語能力や作文力を上げることも出来る好機になるのではないでしょうか。父子関係を良好にすることも創意工夫次第です。

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幼児教育のスタートは、赤ちゃんを身籠ったときから始まります。小さな命が母体を通して外界からの音を感じ始め、母親の発する言葉は声音や振動を通して感じ取ります。つまりお母さんの声のトーンによって、安心感や不安感が伝播します。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「テレビの『音』では脳は発達しない」という項目があります。引用してご紹介します。

テレビの「音」では脳は発達しない

 子どもは、母親の言葉を通して言葉を頭の中に蓄積させていきます。 言葉をつかさどっているのは左の脳です。その他の音声は右の脳で聞 いていることは前にも述べました。ですから赤ちゃんに声をかけるとき は、それがちゃんと左の脳に響くように、赤ちゃんを見つめ、心をこめ て話しかけることが大切です

母親の「声」は、ただの「音」とは違うということを認識してください。そ うすれば赤ちゃんはその声に応えてしゃべろうとし、脳の左の部分が 発達していきます。

小さい時からテレビで育った子どもは、母親の声にあまり反応しない し、声をかけても反応が鈍く、自分だけの世界に閉じこもりがちといわ れています。これはテレビの音は、人間がしゃべっていても、あくまで も機械の出す音だというところに理由があると思います。機械の音です から、声ではなくて単なる音と変わりありません。

その音は右の脳で処理されています。また、子どもがテレビに反応 して応えても、相手からは何も追ってこないのです。したがって右の脳 は発達しても、言葉脳である左側の発達は遅れています。それで言葉 に対する反応が悪くなっているのです。

 言葉を覚えるまで、つまり子どもが三歳になるまでは、テレビは避け て欲しいという理由はここにあります。脳の神経細胞がもっとも発達する 大事な時期でもあるし、後から手遅れにならないよう、親として細心の 注意を払う必要があります。

最近、幼児向け教育ビデオを利用するお母さんが多いようです。た とえばおやつを食べるときは、テレビ画面から出る「いただきます」とい う音声に合わせて、幼児も口をそろえてしゃべります。挨拶のしかた、 食事などのしつけから、教育まで、まさにビデオがお母さんの代行をし ているのです。

 しかし、幼児の視力が落ちたとか、失調をきたした例も少なくないよう です。やはりしつけはお母さんが直接行うべきで、いくら便利だからと いって、何もかもテレビに押しつけるようなことは望ましくないでしょう。

・・・一般に、お母さんが家事をしているとき、子供さんが大人しく何かに集中していると仕事が捗ることから、ついテレビやDVDの音声と映像に頼りがちです。ところが、これが子供さんの言語脳の発達に大きく干渉するのだと、石井勲先生は述べられています。やはり、子供の表情や発語に合わせて誰かが応答してあげなければ、言葉のキャッチ・ボールとはなりません。生後数ヶ月の赤ちゃんでも、話しかけると聞き分けているのではないかと思わせる表情をします。お母さんは、常に赤ちゃんの表情や仕草などから、赤ちゃんの心の声を聞こうとします。その心遣いが、その子の成長に大きく作用を及ぼします。これは、幼児期から思春期を経て巣立つまで、継続して行うべきことのように思います。

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幼児教育の要諦は、学ぶときには真剣に、且つ集中して取り組ませることです。幼いから無理に取り組むことはないのでは、という考え方もありますが、これは返って将来に禍根を残します。つまり、幼児期に真剣且つ集中して取り組まないと、では小学校に上がってから急に取り組めますか、ということです。そして幼児期に褒められることだけを経験してしまうと、小学校で指示に従えない、嫌なことに取り組まない、となりかねません。

漢字を単調に繰り返し書くという愚を矯正することの大事さを示しているメルマガの記事がありましたので、引用してご紹介します。

「 本気になると脳の働きが変わる 」 陰山 英男先生(陰山ラボ代表)
(致知出版社の人間力メルマガ 2018.11.7 『致知』2018年11月号)

読み書き計算の徹底反復によって子供たちの能力向上を図ってきた陰山英男さん。今回は、漢字学習の新たなメソッドについてお話しいただきました。

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また最近分かったのは、書き写しが子供たちの学力を非常に高めるということです。

きっかけは漢字の書き取りでした。

漢字学習は「何回書きなさい」と書き取りをするのが普通ですが、それだと逆に子供は漢字を覚えません。
回数をこなすことが目的になってしまい、頭を働かせず鉛筆だけ動かすようになるからです。

漢字の勉強で最も効果的なのは何かというと、お手本をよく見てきちっと書き写すことなのです。

これは文字の観察に繋がり、偏や旁、とめ・はね・はらいをしっかり身につけることができます。
同時に分かってきたのは、1文字5秒以内、画数が少なければ3秒以内に書けない漢字は、覚えたことにはならないということです。

昨年12月に新潟県糸魚川市のある小学校に漢字指導に行きました。3年生の男子で、漢字テストで30点以上とったことがないという子がいました。

私は黒板に漢字を4文字書いて、みんなに書かせてみました。
その子は全く書けません。ようやく書いた字も形になっていませんでした。

私はその子が一所懸命書いた漢字を消しゴムで消しました。

「何すんねん」と言うので、「間違った字を書いたら消すのは当然だろう。正しく書けば次に行かせてあげる」と書き直させました。
しかし、書き直した字をまた消しました。
「ちゃんと書いたやないか」と文句を言うので、「そんなトロトロ書いたのは書いたうちに入らないよ」と、また書き直させる。

7、8回繰り返してようやく書けるようになったので2文字目に行くと、今度は3、4回で書けました。
お手本通り書かないと消されるので、よく字を観察して書いていました。

それでコツを掴んで3文字目、4文字目はより速く正確に書けるようになりました。

実はこの時、その子の中で瞬間的に重要なことが起きていました。
何かというと、速く書くことに夢中になって漢字が苦手だということを忘れていたのです。
低学年は別ですが、中高学年になると自分が駄目だと思い込むと頭が働きません。

だから、できない子を伸ばす第一条件は学習に夢中にさせて、できないという気持ちを忘れさせることなのです。

その子が4文字書けたのを見て、すぐに漢字テストをしました。
8人の児童のうち、彼は3番目に書き終わりました。全問正解です。私が「君は漢字大好き少年に変わったね」と茶化すと、「ほんまや」と嬉しそうでした。

そして翌日の漢字テストで、彼は100点をとりました。

本気で学習すると子供の脳の働きが活発になって劇的に学力が向上するのです。やり方を工夫すれば、一瞬でレベルアップできることも分かりました。
必要なのは、簡単なことを本気になってやること。

音読、漢字、百ます計算は最適の学習法だったのです。

・・・子供たちの指導の要諦は、いつの時代も変わりません。一所懸命に取り組む習慣をつけてあげることです。

posted by at 09:29  |  塾長blog

人は可愛い赤ちゃんに接すると、つい幼児語を使ってしまいそうになります。ところが、接するたびに繰り返されると、この赤ちゃんにとっては知的成長を阻害されてしまうことになりかねません。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「幼児語は使わないほうがいい」という項目があります。引用してご紹介します。

幼児語は使わないほうがいい

 幼児に話しかけるとき、つい幼児語を使ってしまうことが多いもので す。どうしても幼児語というのはかわいらしく聞こえるので、つい大人の ほうがそれを使って話しかけてしまいがちです。しかし、言葉は最初が 肝心です。幼児語を使うことは避けてください。

幼児は「さしすせそ」と「らりるれろ」が発音しにくく、「さ」は「だ」に、 「ら」は「だ」になりがちです。これはまだ正しい発音ができないのです から直そうとしてはいけません。

しかし、だからといって、親までが幼児語でしゃべっていれば、それ が正しいと思って記憶されてしまう危険があります。結局、また直さなけ ればならないのですから、最初からきちんと話したほうがいいでしょう。

幼児は最初は「ダジオ(ラジオ)」でもいいのです。でも、親は「ラジ オ」と言いましょう。子どもは親の真似をします。真似ながら学習してい きますから、そのうちにその発音の違いに気づき自然と正しく言えるよ うになります。いいお手本を見せていれば、子どもはそれを取り入れよ うとするのです。

初めはきちんとしゃべれなくても、親の言葉づかいをしっかり聞いて いますから、すぐちゃんと発音できるようになります。幼児のこうした能力には目を見張るものがありますから、親もそういうことを踏まえて話し てやることが大切です。

ポイント:大切なことは、あくまでも赤ちゃんの頭を使わせるということで す。頭を使うということが頭をよくすることなのですから、どの字 が読めてどの字が読めなかったということは問題にする必要は ないわけです。

・・・「三つ子の魂百まで」は至言です。赤ちゃんの目を見ていると、話せないからわかっていないのではなく、逆に全てを見通すかのような透徹な眼差しが有ります。親や大人たちの会話やその場の空気を全て見通しています。赤ちゃんや幼児さんの前で何を語るかはとても大事です。

posted by at 09:00  |  塾長blog
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