小学校の英語教育と家庭で注意して欲しい点

長崎市五島町にある羅針塾 学習塾・幼児教室 http://rashinjyuku.com/wp では、学習指導要領の改訂により2020年度から従来小学校5・6年生で行われていた「外国語活動」に代わり、正式な教科として「英語」が導入されることについて、懸念を持ちながら注視しています。文科省が掲げる目標はさて置き、現実にこれに対応せざるを得ない小学校の先生方や、海のものとも山のものともわからない教育効果について、不安を抱えることになるであろう子供さんを持つ各ご家庭の不安について、文科省は応えていないからです。

過去、学習指導要領に様々な改訂を加えてきている文科省は、その時々の目指すべき目標には薔薇色の夢を語りますが、行ってきたことの検証については一切語りません。

例えば、所謂「ゆとり教育」。

「詰め込み教育」のマイナス点を論(あげつら)って、「ゆとり教育」を導入した結果、基礎学力の無い大学生や社会人を生み出し、「ゆとり教育」を受けた世代に対する文科省の責任の検証はなされていません。掛け算の九九が出来ない大人や、割り算や割合を理解していないことで仕事に差し支えるような社会人を生み出していることは、かっての日本人の親の教育観からすると考えられない状況です。つまり、計算のできない子供を親は放って置くことはしないからです。

然はさりながら、小学校5・6年生で正式な教科として「英語」が導入される点についての記事が目に付きましたのでご紹介します。産経新聞2月2日版http://www.sankei.com/life/news/180202/lif1802020001-n1.htmlからの引用です。

小学校の英語、家庭でできることは?

学習指導要領の改訂により、2020年度から、小学校5・6年生で行われていた「外国語活動」に代わり、正式な教科として「英語」が導入されます。

 中央教育審議会・教育課程部会外国語ワーキンググループのメンバーでもあり、英語カリキュラムの審議に携わってこられた東京外国語大学教授の投野由紀夫先生に小学校の英語教育と、ご家庭で注意して欲しい点について、さらに詳しくうかがいます。

「たくさん聞く」「使ってみる」ことで英語を感覚的に身につける

 耳で聞いた音をまねる力は、年齢が低いほど優れていますが、文法などのルールを学ぶのは、大人のほうが得意だといわれています。今回の学習指導要領改訂により、英語に親しむ外国語活動は3・4年生から始まりますが、耳の良いこの時期は、良質な英語にたくさん触れさせてあげて、音と意味の結びつきを自然に学ぶことが大切です。

 5・6年生の授業も、従来の中高の英語指導のように文法ルールを説明的に教えるのではなく、具体的なコミュニケーションの場面と状況を示してあげて、そこで使えるフレーズを教え、「わかること」「言えること」「できること」を増やしていくスタイルになる見通しです。

 「わかること」「言えること」が増えてから文法ルールを少しずつ学ぶ

 たとえば、初級レベルでは“What fruit do you like?”と聞かれた場合、最低限“Orange!”などと単語で答えられれば会話は成り立ちます。orangeを複数形にして“I like oranges.”などと言えたほうがより正確ですが、まずは細かなルールは問いません。複数と単数、aとtheの違い、三単元のsといった文法の正確さよりも、どんどん英語を使ってみることを目指します。

 特に3年生~5年生の間は、できるだけ英語で聞いてわかる単語やフレーズを増やし、その一部分が言えるようにしてあげることが大事だと思います。文字の書き方を習い始めてから、複数と単数などに注意を払い始め、中学に入ってもう一度それらを復習する中で、少しずつ文法的な正確さを増し、だんだんと形を整えていく。カリキュラムはそのような方針で進めるとよいでしょう。使える単語やフレーズが増え、知識が豊富になったところで文法のルールを学び、再整理ができると表現がより正確になって上達しやすくなると思います。

意味のわかる英語に「耳で慣れる」ことが大切

  言葉を身につける以上、慣れたり、覚えたりしなければならない部分はどうしてもあります。学校の授業だけではなかなか「慣れる」ところまでいかないかもしれません。しかし、英語が「勉強しなければならないもの」「イヤなもの」になってしまっては逆効果です。

 ご家庭では、お子さまが聞いて意味がわかるような英語を聞く機会を増やしてあげることをおすすめします。お子さまの好きな絵本の朗読や英語のアニメーション、ラジオなど、ほんの少しずつでいいので、なるべく毎日接する時間をつくってあげることです。英語を聞き取る素地ができると、しゃべるのも楽になりますし、自信がつくと思います。「慣れ」というのはとても大きいですからね。

 定型のフレーズを使いながら「自分」を表現する経験を

しゃべれるようになるためには、定型のフレーズをある程度繰り返して練習する必要があります。ただし、それだけでは飽きてしまいます。定型の練習と、そのフレーズを使って、あるいは前に習ったことをつけ加えて、自分が言いたいことを表現してみることの両方が大切です。

 たとえば“I like~.”というフレーズを使えば、自分の好きなものを表現できる。さらに学習が進めば「犬より猫が好き」「果物の中でいちばん好きなのはイチゴ」など、より複雑な表現もできるようになっていきますね。それを使って自分のことを言うチャンスを増やすようにします。

 間違えてもいいから、楽しみながら会話をしてみる-小学校の英語で大切なのはそのような素地をつくることです。保護者のかたも、お子さまを応援しつつ、一緒に英語を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

・・・保護者のかたも、お子さまを応援しつつ、一緒に英語を楽しんでみてはいかがでしょうか。」と、簡単に結論づけていますが、一緒に英語を楽しむ余裕のある家庭は現実にはどれほどあるでしょうか、と考え込んでしまいます。小学生をお持ちのご家庭では、日々の復習や予習をお子さん達にさせるだけでも大変なことです。この現実をさて置き、更に英語教育を家庭でも「楽しむ」ことを勧めるって、お母さん方には酷のように思うのは筆者だけでしょうか・・・。

posted by at 11:22  |  塾長blog

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