音読と書見台 歴史散歩 平戸5

長崎市五島町にある羅針塾 学習塾・幼児教室 http://rashinjyuku.com/wp では、幼児期から姿勢を正しくして音読する習慣をつけることが大事であると考えています。

前号までの一連の「歴史散歩 平戸」。まだまだご紹介したいことが沢山有りますが、学問をし続けることが、藩主の務めの一つと思わせる松浦資料博物館(http://www.matsura.or.jp)の収蔵品が有ります。

見台

 

これは、いわゆる書見台です。「見台(けんだい)(Reading Stand)・・・書見する台のことで、上部の斜め台の上に書物を置き読書を行なった。」と説明書きに有ります。黒漆に蒔絵が施された立派なものです。

黒塗短檠

読書時の灯明台です。「黒塗短檠(くろぬりたんけい)(Lacquered Light Stand)・・・短檠は高さの低い灯明台で、照明器具。当資料の下部にある焼き物は油入れとなっており交趾焼(現在のベトナム)である。」 当時は、室内照明の主力は油です。灯明皿に油を注ぎ、藺草(いぐさ)の芯を抜いて作られた「切り灯芯」をのせ、「掻き立て」という灯芯を押さえてあかりの調節に使うものをのせ、灯芯に火をつけます。

「読み」は、書見台に向かい正座。「書き」は、毛筆で正座。かっての日本人が学ぶときには「正座」が基本です。正座は腰を立てる(立腰:りつよう)ことで、心身に良き効果を与えます。現在、ほとんどの子供さん達は、座り机(正座など座った姿勢で用いる低い机)で学ぶ機会はほとんどないでしょう。従って、椅子に座って机に向かうと、よほど注意をしない限り、腰や背中が曲がった状態で学習をすることになります。結果、目が近くなり近視になりやすくなります。

学習の効率を上げ、中身の濃いものにするには、学ぶ環境づくりが大切です。筆者は、座り机で正座をして学ぶ経験もしましたが、その時以降、卓上型の書見台を用いていました。

腰を立て、背筋を伸ばして学習できる環境を作ることは基本中の基本です。

 

posted by at 20:07  |  塾長blog

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