言葉の数が少ない子どもは知能が低い 1

小学校の高学年になると、友人同士や大人との会話をする際に、語彙力の差が歴然と表れてきます。それは、生まれてから幼児期を経て小学校へ上がり、高学年(例えば小学校6年生)になると、11年前後の間日々語彙力を増やし続けているかどうか、によって差が生まれます。 仮に、十年間に限ると、1日一語 一年365日×10=3650語、1日10語で36500語です。

さて、石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第一章 赤ちゃんの脳力アップは漢字から」に、「言葉の数が少ない子どもは知能が低い」という項目があります。引用してご紹介します。

言葉の数が少ない子どもは知能が低い

 心理学者のポール・ショシャールの言葉に、次のようなものがありま す。

「知能は言葉によってつくられる」

どうしてそういうことを言ったのかというと、彼はフランス人ですが、フランスでは多くの黒人がいろいろな仕事に従事しています。アフリカか ら慟きに来ている人が多いのですが、その子どもたちは当然フランス の学校へ入り、フランス人と一緒に学習します。ところが、学校の成績 はあまりよくありません。このため、黒人は生まれつき知能が低いという 偏見がありました。

そこでショシャールは、この黒人の子どもたち一人ひとりを、どこで生 まれて、どこで育ったかを調べたのです。すると、アフリカで生まれて アフリカで育った子どもだけを集めてみると、たしかに知能が低いので す。

ところが、フランスで生まれてフランスで育った黒人の子どもの知能 は、まったくフランス人の子どもと変わらなかったのです。

同じ黒人の子どもでも、フランス生まれのフランス育ちならば、知能 はフランス人と同じレベルにある、ということを調査によって明らかにしたのです。

つまり知能というものは生まれつきのものではないのです。人種によって知能が低いとか、白人だから高いというのは誤りである、ということ がわかったのです。

では、その知能というものは、何によってつくられるのかということを 調べると、その原因は言葉にあるということも明らかになりました。

フランス語で使われている言葉は、ボキャブラリーが豊かです。フラ ンスで生まれた子どもたちは、豊かな言葉を耳にして育ちます。だから 知能が高いのだと説明したわけです。

フランスに比べて、黒人が使っている言葉は語彙が少ないのです。 そういう環境で育った子どもは、一般的に知能が低いのです。

幼児期の子どもに言葉を教えるのは、まず母親でしょう。母親の言葉 を通して、子どもの能力が育っていくのですから、お母さんの役割は非 常に大切です。母親が言葉の教育に熱心に取り組むことが、子どもの 将来に響いてきます。

・・・「五、六歳までの間に約三万語の単語」は、「言葉は知識を刈り入れる道具」(http://rashinjyuku.com/wp/post-959/でご紹介しました。

日本人が漢字を音読みと訓読みで学ぶというのは、複雑そうですが、一旦コツを掴むと、漢字の特性である表音文字と表意文字の二面性が活かされます。物心がつき始めると同時に、漢字を使って子供さんに上手に働きかけていくと、語彙力が順調に増え、賢い子供さんに成長していきます。

posted by at 09:00  |  国語力について, 塾長blog

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