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国語辞典を引くことが出来ますか。

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

小学校3年国語の教科書に「国語辞典を使おう」という項目があります。つまり、現在の小学校では3年生になって初めて国語辞典の使い方を教えることになっています。

分からない言葉があると、必ず国語辞典を引こう!と学校の先生が児童に指導しておられると良いのですが・・・

同様に、家庭で毎日国語辞典をひく習慣を子供さんにつけているでしょうか・・・

羅針塾では、小学校1年生になると国語辞典の引き方から教えていきます。その前提として、以下の経過を辿ります。

基本的に、幼児期から学んでいる塾生は、文字は片仮名から覚えていきます。幼児用の素読・音読教材は「修身」ですから、入塾すると片仮名(旧仮名遣い)で書かれている文言を、まず素読します。耳で聴いた通りに読めるよう繰り返し繰り返し発声します。それが出来るようになると、音読の練習です。片仮名表記の文章を自分自身の力で読んでいきます。これも発音・発声、句読点を考えながら、腹式呼吸プラス鼻呼吸での音読です。素読、音読が上手になると、はじめて漢字帳で片仮名の練習です。

因みに、80年前までの「修身」教科書では、小学校1年、2年まで片仮名表記の文章です。推測するに、小学校2年生までは、平仮名を書くことを控え、片仮名をしっかり学ばせて国語の基礎にすると考えたのではないでしょうか。片仮名は子供の手で書き易く、文字のバランスも取りやすい。その上で、平仮名に進む。戦前の教育は、理に適った考えに基づき国語教育を組み立てていたと感心します。

片仮名を修得したら、国語辞典を引く練習に入ります。片仮名で五十音表を覚えていると、平仮名の修得は難しくはありません。

その上で、分からない言葉は国語辞典で引き、漢字帳に書いていきます。

・・・塾生にとって、国語辞典を引いて漢字帳に意味を書いていくことは、最初の内は時間が掛かります。文字も大きくなったり、小さくなったり。縦書きに書くのは至難の業です。しかし、何度も何度も繰り返していくうちに、次第に整っていき、時間の経過とともに、上手に書くことが出来るようになります。正に、「習うより慣れろ」です。

語彙力を増やし国語力を付けるには、

①  国語辞典を引くこと。

②  語句の意味、用法、反対語・類義語などを音読すること

③ それらを正しく漢字帳などに書き写すこと。

などが、基本です。

引きっぱなし、読みっぱなしでは力が付きません。塾生には、辛抱強く指導しています。

 

posted by at 17:02  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

素読、音読、暗唱でわかる子供の力

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

羅針塾では、塾生が学ぶ際に、素読、音読を適宜行います。幼児期から当塾で学んでいる塾生は聞き取りができるので、素読も繰り返すと暗唱ができるようになります。

小学校受験準備で、「聞く」「話す」「指示に従う」ことができるようになると、「読む」力もついてきます。そうすると、「音読」ができるようになります。

このように、年齢に応じ適切に段階を踏んでくると、遅速の差こそ有れ、素読→音読→暗唱 の流れができ、「繰り返し読むことで自然に暗記する」ことが出来るようになります。

つまり、「覚える」ことを意識せずに、無意識のうちに何ページも覚えることが出来るようになります。

長年、塾生と接していますと、「集中力」の有る無しが大きな差を生む、と痛感します。

この「集中力」を如何に付けるか。

古典を素読→音読→暗唱すること、に尽きます。

 

posted by at 14:41  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

努力前進 

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

致知出版の2025年9月号の「人生は挑戦なり」という特集記事が目に入りました。

引用してご紹介致します。

〝神の手〟を持つ男・福島孝徳医師に学んだこと

困難を極める脳外科手術において、患者の負担を極限まで抑える「鍵穴手術」を編み出し、世界中で活躍した〝神の手を持つ男〟福島孝徳医師。生前、日本で衣鉢を継ぐ愛弟子を数多く育てたが、その筆頭に挙げられるのが森山脳神経センター病院(東京都)の根本暁央医師だ。〝神〟と仰がれる領域にまで達した師にいかに食らいつき、自らを高めてきたのか。

・・・導入部分から、興味を引く内容です。どのような世界でも、人には師匠に当たる先立がいます。人の生死に直接関わる医療分野は、医療技術と医師の人間性が如実に表れる世界です。

努力前進ー師を”超える”道

先生からこんな質問をされたことがあります。
「手術でもゴルフでも何でもいい、上達するために大事なことは4つある。一つは才能、一つは指導者、一つは努力、もう一つは運。これを大事な順に並べてみろ」
僕は最初に才能、次に指導者、努力、最後に運と答えました。そうしたら「おまえは本当に馬鹿だな」と。
福島先生は「指導者、努力、才能、運」と言われました。
なぜかというと、いくら才能があっても、一人で努力したところでちゃんと上達することはできない。いい指導者に就くことが一番大事。そこで努力するからうまくなる。才能はそこに肉づけをしてくれるものだと言うんです。――がんちくある教えです。

先生が亡くなる前、僕は若い医師に先生の指導を受ける機会を増やしたいと思って、3年ほど距離を置いていたんですよ。2023年秋、久しぶりにお会いした時は、ほぼ一方的に、僕からその間のことを報告していましたね。
そこで言われたことが、「根本を見て思ったことがある。数をこなさなきゃだめだ」と。「それは先生、あの4つのどこに入りますか」と聞くと、4つ全部そろった上で、一番最後が場数。僕を見てそれに気がついたよって。最高の褒め言葉ですよ。それが、先生との最後の会話になりました。

――最後に最高の褒め言葉を。

僕の座右の銘は、「努力前進」です。努力とは、積み重ねること。つまり昨日よりも1歩前へ、道があろうとなかろうと進む。逃げないということです。
といっても、僕は先生を超えることを目指していません。むしろ目指してはいけない。先生を超えるなんて、先生より自分が優秀だと思っていることになります。そんなこと、あり得ないですから。

僕の人生における挑戦は、福島先生から学んだことを、自分の得意分野を通してアレンジして、超えるべき部分で超える。再構築という意味での継承です。それを次世代に伝えるべく、努力前進していきたいですね。

・・・この記事の本文は、致知出版の2025年9月号の「人生は挑戦なり」を読んでいただきたいものですが、上記の内容でも十分に含蓄があります。
やはり日本人は、様々な分野で仕事に真摯に取り組み、日々精進を続ける人々が国を動かし、多くの人を感動させます。これは長い歴史のある日本の国柄です。これからの日本を支える子供達にも、先人の努力や歴史的な事実を伝えていかなければなりません。
posted by at 15:13  | 塾長ブログ

学びと潜在能力

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

「脳が求める生き方 さらに前進する人の思考はどこが違うのか」(スポーツ脳科学者 林成之 日本大学医学部名誉教授)という記事が目につきました(致知20248月号)。詳細は致知をご覧頂きたいのですが、一部を引用してご紹介いたします、

キャッチ・コピーに「脳の本能を生かし、限界を超えて前進する秘訣を体験から解き明かしていただく。」とあります。

長年、塾を通して子供さん達を見ていると、「勉学」に向かう姿勢、心の持ち方、努力し続ける気持ち等、まさに千差万別です。

脳の最も厄介な”5つ目の本能”

脳は、いくつかの〝本能〟を持っています。中でも強い影響力を持つものがこの5つです。

「生きたい」

「知りたい」

「仲間になりたい」

「伝えたい」

「自分を守りたい」

これらの美しい本能を生かせば人は素晴らしい力を発揮できますが、なかなかそうはいきません。なぜなら、5つ目の「自分を守りたい」という自己保存の本能が、往々にして悪さを働くからです。

嘘をつく、失敗を隠す、言い訳をする。小さい子供でも自分を守る言動をします。何かに取り組む際にも目標を小さくさせるため、潜在能力を発揮する機会を奪う、最も厄介な存在と言えます。

・・・勉学をするか否か。

子供にとって「する」理由より、「しない」理由の方が圧倒的に多い。つまり、勉学は一日二日では終了せず、まさに「し続ける」必要があり、耐える力がない場合には、悪しき「自己保存の本能」が働くからです。

ただ、人間誰しも失敗はあります。大切なのは失敗しないことではなく、失敗しても止まらず、前に進み続けることでしょう。その意味で「さらに前進」、この言葉は脳の仕組みからして大変面白い、示唆に富んだ命題と言えます。

では、実際に脳の本能と向き合って「さらに前進」、潜在能力を発揮するにはどうすればよいか。

・・・「請われて様々な競技のトップアスリートの指導をさせてもらってきた経験」を元に、「脳にプラスになる言葉」を使うことが非常に重要であると、述べられます。

これは、「勉学」に向かう子供にとって、「脳にプラスになる言葉」を使うことが非常に鍵になることを示します。従って、スポーツにおけるコーチの役割を、親、先生が担えば良いのです。

潜在能力の弱点を知る

一方で、潜在能力には不思議な弱点があることも知っておかなくてはなりません。

その一つが、〝ゴール〟や〝終わり〟を意識すると途端に消えてしまうということ。

脳には「悔しい」「勝ちたい」のような言葉を使うことで潜在能力が消えていくこと。

潜在能力の大きな弱点が、否定語です。

試験の途中でも、全力を投じている時に「苦しい」「つらい」「もう無理かも」と後ろ向きの考えが浮かぶと、脳は新しい情報にすぐ反応するため、マイナスに機能してしまいます。否定語を話すことはもちろん、頭にも浮かべない。大変難しいことですが、いたずらに練習や勉強にエネルギーと時間を費やすより、これを徹底するほうが効果的と言えます。

・・・「勉学」と「スポーツ」には、多くの共通項があります。

例えば、一つの大きな目標に向かって「鍛錬すること」「努力の継続」「計画を立てること」などです。それらを継続し続けて、更に効果的に成し遂げるには・・・

さらに前進こそ脳が求める生き方

潜在能力を最大限に高め(鍛え)、発揮するには何が大切か。

脳のたくさんの神経核が連動することで潜在能力が生まれます。その力が発生する「原点」に従って「全力投球」することです。

人は往々にして原点を外れ、自分の都合がいいように書き換えてしまいます。この相手に絶対に勝ちたい、このテストで周りよりいい点を取りたい、というように。既に述べた理由で、これでは脳の多様な領域が連動しなくなります。

潜在能力が最も引き出される原点とは「人のために生きる」ことです。具体的には「誰かに勝ちたい」ではなく「観た人が感動する勝ち方をしたい」と願うことです。

(中略)

変化の激しい時代ですが、失敗を恐れていては決して前進できません。失敗は当然と考え、原点に立ち返り、失敗をカバーするほどの全力投球をすれば潜在能力は高まっていきます。「さらに前進」を合言葉に、脳が求める生き方を追求していきたいものです。

・・・原文は、世界的なレベルで戦うアスリートの例を挙げて説明されていますが、「勉学」の世界でも同様です。

潜在能力が最も引き出される原点とは「人のために生きる」こと、とありますが、これは子供にとっては、「勉学」し続けることが、身近な親だけでなく、「世の為、人の為」になるという意識を持つことです。そうすれば、さまざまな失敗や挫折も乗り越えていきます。

「失敗は成功の母」と言いますが、「さらに前進」という気概を持つことで潜在能力を活かし続けることができます。

posted by at 18:57  | 塾長ブログ

英語の筆記体を活用する

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

「日本の中学校で英語の筆記体を教えなくなったのは何故ですか」とAIのChatGPTとGrok3に尋ねてみました。

Grok3の回答が納得できたのでご紹介しつつ、英語の筆記体の効用について考えてみようと思います。

日本の中学校で英語の筆記体を教えなくなった主な理由は、以下の通りです:

1.  学習指導要領の改訂(ゆとり教育の影響)
2002年の学習指導要領改訂により、筆記体の指導が必須から任意に変更されました。これは「ゆとり教育」の一環で、生徒の学習負担を軽減し、基礎的な学力やコミュニケーション能力を重視する方針に基づいています。筆記体は実用性が低いと判断され、ブロック体(活字体)のみで十分とされたためです。

2.  デジタル化による実用性の低下
パソコンやスマートフォンの普及により、手書きの機会が減少し、筆記体を使う場面が激減しました。英語圏でも、日常的に筆記体を使う人は少なく、特に若い世代ではブロック体が主流です。ビジネス文書や試験問題もブロック体で作成されるため、筆記体を学ぶ必要性が低下しました。

3.  読みにくさと採点の問題
筆記体は個人の癖が出やすく、読みにくい場合があります。試験の答案で筆記体を使用すると採点者が読めない可能性があり、減点の原因になることも。このため、読みやすさを優先してブロック体が推奨されています。

4.  英語圏での筆記体離れ
アメリカなど英語圏の多くの地域でも、筆記体の使用頻度が低下しています。2010年の米国「コモンコア」基準で筆記体がカリキュラムから外れた影響もあり、若者は筆記体を読めない・書けないことが一般的です。ただし、イギリスや一部のヨーロッパ諸国では依然として筆記体が使われる場合もあります。

背景と経緯

•  かつて(1947年以降)、筆記体は中学1年生で指導され、速く書ける利点や教養としての価値から必修でした。しかし、1993年以降の学習指導要領で「指導してもよい」に変更され、2002年に完全に任意化。脱ゆとり教育後も復活しませんでした。

•  一部の中学生は「カッコいい」と感じ、独学で筆記体を学ぶケースもありますが、授業ではほぼ取り上げられません。

結論

筆記体を教える時間が英会話や他の実践的な英語学習に割かれるようになり、デジタル化や実用性の観点から、日本の学校教育では筆記体がほぼ姿を消しました。ただし、歴史的文書やサイン(署名)など、特定の場面で役立つ可能性はあるため、興味に応じて個人で学ぶのは有意義かもしれません。

 

・・・筆者は、大学生の頃から家庭教師をしていたので、英語の単語や英作文を学ばせるためには、まず筆記体をスラスラ書けることを前提としていました。従って、スラスラ書くことができない場合には、それを練習した上で先に進みます。

ところが、2002年の学習指導要領改訂により、筆記体の指導が必須から任意に変更された頃以降、筆記体が書けない生徒が急増。それに従って、英語を苦手とするものが増え始めました。それは英単語を覚えることを苦にし始めたからです。

ブロック体で英単語を書くのと、筆記体で書くのでは、圧倒的に後者が速度が速い。筆者の中学生の頃からの実体験でもあるのです。

英単語を覚えたり、英作文を書いて覚えるのにも、筆記体がスラスラ書くことがで出來、いわゆる体で覚えることに繋がります。ブロック体で書いて覚えるより、数倍効率が良いのです。

羅針塾では、小学校で会話中心の英語を始める頃から、ヘボン式のローマ字を始め、筆記体を覚えさせます。英語を筆記体で書くことが出来れば、ブロック体も自由自在となります。必要に応じて使い分けるのも自由です。

posted by at 18:35  | 塾長ブログ, 英語力ブログ
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