首都圏の私立中入試では、既に思考力や表現力を問うような新型入試が、一種のブームになっています。
その理由は、
平成32(2020)年度から大学入試センター試験に替わって「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が導入されるなど、大学入試の変化に対応するためです。
文部科学省の入試を含む「高大接続改革」と指導要領を改訂する「教育課程改革」の狙いは、
小・中・高・大と一貫して、知識・技能はもとより思考力・判断力・表現力、主体性・協働性・多様性(学びに向かう力・人間性等)を育んでいこうということです。
全国的にも、国公立、私立を問わずその波は押し寄せてくることになります。
首都圏の人気の高い学校の入試は、地方から見ると激烈と言っても良いほど厳しいものです。
横浜の桐蔭学園(横浜市)の新たな試みがホームページで確認できます。
同校は、今春から中学校と中等教育学校の一部入試日程に「AL(アクティブラーニング)入試」を新設。
映像による講義を視聴して解答する「総合思考力問題」と「算数基礎」を出題。
面接と合わせて合否を判定します。
興味のある方はご参考に → http://toin.ac.jp/al/alexam/
・・・入試制度の変化は、いつの時代にでも起こります。
要は、入試対策に追われるのではなく、基礎学力をしっかり身につけ、幅広い知識を日々吸収し、学力の向上を通して、資質や能力を上げることに尽きます。
普段の授業を通して、当たり前のことを当たり前にしっかり身に付けておけば、いざという時には応用が利くようになります。