幼児教室・学習塾の羅針塾では、教育に関するメディアの情報も必要に応じてご紹介しております。
その例として、
「学習態度・学力ばらつき「小1問題」解消、文科省が5歳児に「教育プログラム」(読売新聞7月6日)からの引用です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf08e64b24c984f8db7656e8d13e19070c92e048
文部科学省は、小学校入学時の学習態度や学力の差をなくそうと、5歳児向けの共通教育プログラムを作る方針を決めた。幼稚園や保育園、認定こども園で生活や学習の基盤となる力を養い、小学校入学後の学びにつなげる。近く中央教育審議会で検討を始める。
同省は2022年度からモデル事業をスタートし、効果的な教育活動をプログラムとしてまとめ、23年度以降の全国普及を図る。
プログラムでは、生活や学習の基盤となる「言葉」、「情報活用」、「探究心」に関する能力や態度の育成を目指す。例えば「言葉」では、絵本の読み聞かせやゲームなどで語彙(ごい)を豊かにし、「情報活用」は遊びながらタブレット端末などに触れる。「探究心」では、砂場で土に水をかけるとなぜ固まりやすいのかなど、身の回りの疑問の話し合いなどが考えられる。活動を通じ、小学校での学習に結びつくような好奇心や粘り強さ、協調性などを養う。
幼少期に意欲や根気強さ、協調性などの「非認知能力」を培うと、将来の学歴や所得に大きく影響するとの海外研究もある。
部分です。 小学1年生を巡っては、就学前の学習態度や学力のばらつきから、小学校になじめない「小1プロブレム」などの課題が指摘されている。幼稚園には、育成すべき力などを明記した「幼稚園教育要領」があるが、教育内容は各施設に任せていた。教育プログラムは、小1での差をなくし、情報活用など新たな分野を含む就学前教育の充実を図る。
・・・この記事の最大ポイントは、「幼少期に意欲や根気強さ、協調性などの「非認知能力」を培うと、将来の学歴や所得に大きく影響する」という部分です。
つまり、就学前の幼児期は、「自由にのびのびと育てるべきである」という論と、「鉄は熱いうちに打て」論との立場・考え方の相違によって、教育すべきでない、すべき、と二分されます。
所謂(いわゆる)、「読み・書き・算盤」は小学校に上がってから学んでいきますが、その前の段階(就学前)で、学ぶ意欲、学ぶ根気をどの様に身につけさせるか、です。
ここに、幼児教育の基本があります。