長崎市五島町にある羅針塾 学習塾・幼児教室は、市の中心部にあることから、自然に接する機会はほとんどないに等しいのが現実です。それでも、子供さん達にほんの少しでも自然の息吹を感じてもらう為に、若干の植物を育てています。
季節に応じて、普段なかなか見ることが出来ないものも植えています。その最たるものが「唐辛子」。
唐辛子(とうがらし、唐芥子、蕃椒)は、中南米を原産とする、ナス科唐辛子属の果実あるいは、それから作られる辛味のある香辛料です。
これは苗を同時に二株、プランターに植えています。
同様に、別のプランターに苗を同時に二株植えました。
すると、どうでしょう。
ほぼ同じ成長度合いの唐辛子の苗四株が、前者のプランターではほぼ拮抗し、後者のプランターでは成長の度合いに大きく差が出ています。
動植物が命を育む過程では、常に切磋琢磨しなければならない環境があります。
万物の霊長と言われる人間も同様です。
この唐辛子の成長の差を見るのと同じように、人もヨーイドンで始まる生き残り競争で、それぞれの成長の度合いに差が出てきます。唐辛子には同じように変わらず、水や肥料を与えているのですが、なぜ差が出てくるのでしょうか。
子供さんの教育に準えてみると、親御さんであれ、学校の先生であれ、同じように愛情を注ぎ教え導いていても、成長する度合いが、子供さんそれぞれで異なっている、という事実です。
これは、子供さん達それぞれに、成長の度合いにも個性が出てくることを表しています。
つまるところ、「人をみて法を説け(*)」ということですね。
* 人に何かを説いたり諭したりするときは、相手の性格や気質を考慮して、適切な言い方をすることが必要だという教え。