日本の素晴らしさを伝える 1

長崎市五島町にある難関大学・医学部を目指す就学前教育(プレスクール)学習塾 羅針塾では、これからの日本を支える子供達にしっかりと学ぶ力をつけていって欲しいと考えます。

その為には、依って立つ日本の国柄や日本人について、まず知ることが大事であると思います。つまり、自分自身の英語で言うところの所謂roots(ルーツ:始祖、祖先)、日本語では御先祖様から現在の自分に至るまでの歴史から始まり、敷衍(ふえん:押し広げること)して、先人・偉人の業績、日本の国の真実の歴史等です。

その例として、いつも引用させて頂く国際派日本人養成講座(Japan On the Globe(1332))http://jog-memo.seesaa.net/article/500428863.htmlからのご紹介です。少し長くなりますので、2回に分けております。

上皇上皇后両陛下と硫黄島の英霊たち

両陛下の慰霊によって、硫黄島をさまよっていた英霊は火柱となって天に昇っていった。

・・・テーマの出しから惹きつけられる文言です。

そして、

■1.世界は不和に満ちている

 日本ではあまり報道されていませんが、中国が大変な大洪水に襲われています。YouTubeでは、多くのトラックや乗用車がまるでおもちゃのように、激流に流される動画が多数、公開されています。いくつか視聴回数の比較的多いものを挙げると:
・「中国洪水に世界が震撼! 北京と河北省からの巨大な映像!」929万回視聴
https://youtu.be/3k-rpTBgg3E
・「橋は破壊され、中国は水没した! 北京で川の氾濫による被害」267万回視聴
https://youtu.be/NAy31V6P0zQ

 中国の自然破壊は日本人の常識を超えています。とある工業都市で見た、真っ黄色のペンキを流したようなドブが忘れられません。柵もないので、人が落ちたらすぐに死んでしまうのでは、とぞっとしました。環境のことなど一顧だにせず、金儲けに走る中国社会に、大自然が復讐しているのでは、とさえ思える大洪水です。

 先月はフランスでの移民暴動に驚かされました。
・「【前代未聞】フランスの緊急事態をフランス人が分かりやすく解説します」118万回視聴
https://youtu.be/FlFt84wFUQQ
・「【フランス全土で暴動】一体何が起きた?パリ五輪会場も炎上、拘束者は3000人以上。デモが過激化した理由を解説します!」25万回視聴
https://youtu.be/w-Vi0xXnt90

 フランスの移民は約700万人、人口の10%強を占めます。もともとのフランス人と中近東やアフリカからの移民の対立が先鋭化しています。

 人類社会は、ロシアのウクライナ侵攻のみならず、自然との対立、一国内の対立と、不和で満ち満ちています。

・・・新聞・テレビなどが伝えない世界の現状を伝えるところから始まります。インターネットの普及に伴い、文部科学省が提唱する「情報リテラシー」も、興味を持たせないことには子供達も活かすことは出来ません。

■2.社会の和、自然との和

 日本列島にも異常な大型台風が続けて襲来して、各地で被害が出ましたが、テレビのニュースを見る限り、上記の不和に満ちた光景とは、まったく別世界の感がありました。

 被害にあった方々は、大きな被害を受けた家の前で、それでも穏やかな表情で被害状況を淡々と語っています。各地から集まったボランティアの人々は「一刻も早く日常生活を取り戻せるよう」と、心のこもったコメントをしています。テレビは映しませんが、自衛隊や警察、消防などの方々も懸命の救援作業を続けてくれているでしょう。

 どれほど辛い悲しい目にあっても、人様にむき出しの怒りや嘆きを見せて、いやな思いをさせてはならない、というのが、我々日本人の世間に対する礼節です。東日本大震災で世界を驚かせた東北の人々の冷静で思いやりに満ちた態度も、この心根が直接、表れた姿でした。

 日本でも時に凄まじい激流が氾濫したり、橋を壊したりはしますが、多くの川では普段はグラウンドや公園として利用されている河川敷があって、その外側に堤防が築かれています。我が祖先たちは、田の実りをもたらす川が、ある時は涸れたり、ある時は激流となることをよく知っていました。

 その自然の変動をなだめるために、全国で20万と言われる溜め池を作ったり、ほとんどの大きな河川には河川敷と堤防を作りました。自然との和を保ち、折り合いをつけてやっていくには、人間の側でそうした日頃の努力が不可欠である事を知っていたのです。

 このように見れば、社会や自然との和は、世界でもユニークな日本人の国民性となっている事が分かります。こうした心根を「大いなる和の心」という意味で、大和心と呼びましょう。それは「大和の国」日本だけに伝わる心ではありません。中国やフランスでも、人々がもう少し大和心を持っていれば、冒頭で述べた大災害、大暴動も、これほどひどくはならなかったのではないでしょうか。

・・・その根拠となる視点を大きな歴史の流れから、読み解かれます。

 

■3.自然と敵対し、人間同士の争いを招いた原始的農耕

 社会の和、自然との和を柱とする大和心は、縄文時代に源を持つと考えられます。縄文人たちは、農耕や牧畜をせずに、狩猟採集のまま定住したという点で、世界でもユニークな文明を築きました。

 狩猟採集と言っても、獣60種類以上、魚70種類以上、貝350種類以上、その他に山菜・野菜・木の実など、実に多種多様ないのちをいただいていました。こういう生活から、「自分たちは自然に抱かれて生かされている存在であり、自然も自分たちもすべては神の分け命である同胞だ」という世界観が育まれたのです。

「すべては神の分け命」と考えていれば、旅の途中で出会った見知らぬ人とも敵対することはありえません。相手も同じ神から別れ出た同胞ですから、親しみあい、助け合うのが当然と考えます。縄文時代には武器はなく、戦争もなかったと考えられています。

 ところが世界の他の地域で発達した原始的農耕では、森を切り開いて畑にします。多様ないのちが生きる自然を破壊して、小麦だけを植えます。その結果、人間は「自然に生かされている存在」ではなく、「自然を支配し利用する存在だ」と思い上がってしまったのです。しかし、浅智慧の人間は無限の複雑性・多様性を持つ自然に復讐されます。

 小麦だけを育てていれば、土は痩せ、別の土地に移らなければなりません。森を切り開いて畑にしてしまえば、大地の保水能力が失われて、乾燥してしまいます。このために、ナイル川、チグリス・ユーフラテス川、インダス川、黄河など大河の流域に始まった古代文明は、みな周囲を砂漠化してしまったのです。

 また、大地を自分の力で切り開いて畑にすることで、人間はその地を「自分のもの」と考え、他者には使わせないようになります。そこから土地を巡る争いが起こるようになりました。

 縄文人たちも栽培の技術は持っていて、栗の植林をして、その実を食べたり、木材で竪穴住居を作ったり、薪にもしていました。しかし、大規模に森を切り開いて畑にするようなことはしませんでした。イギリスの考古学者マーク・ハドソンは「本格的農耕に対して、縄文社会側に『イデオロギー的抵抗』があったのではないか」と言っています。[松木武彦『人はなぜ戦うのか』]

 自然との和、社会の和を大切にする縄文人から見れば、多様ないのちを抱く森を破壊し、人間同士の争いを誘発する原始的農耕に「イデオロギー的抵抗」を持ったのも当然でしょう。

■4.先祖から子孫へのつながる縦軸の共同体

 自然は循環します。多くの貝は初夏に肉をつけ、縄文人がそれを食べても、翌年の初夏にはまた肉をつけた貝が現れます。そこから縄文人たちは命はこの世からあの世に行っても、またこの世に戻ってくると考えました。そこで食べ終わった貝殻を貝塚に葬って、あの世に送り、またこの世に戻ってきてくれる事を祈りました。

 貝殻だけでなく、人の骨も、共に暮らした犬の骨も、生活を支えてくれた土器の破片も貝塚に葬りました。貝塚とはゴミ捨て場ではなく、「お墓」だったのです。

 亡くなった先祖の霊は、山の上から子孫を見守ってくれており、いつか、また子や孫として戻ってきてくれると考えたようです。そこに祖先への感謝と、子孫のために食物を採り尽くしてはならない、という思いを生んだと考えられます。

 このように、大和心とは同胞たちや自然からなる横軸の共同体の中で、そして先祖から子孫へとつながる縦軸の共同体の中で、自分自身の「処を得て」務めを果たそうとする姿勢だと言えましょう。

■5.和の共同体を再建した神武天皇の建国

 縄文社会は1万数千年続いた後、地球の寒冷化による食糧不足で大陸からの難民もやってきて、戦乱の弥生時代に入ります。そこでの和を回復しようとしたのが神武天皇でした。神武天皇が各地に広めた水田稲作は自然の中での水の循環を前提とし、砂漠化と土地が痩せる恐れはありませんでした。あとは、国家の建設によって土地争いを予防すれば、社会の和を再建できるのです。

 神武天皇は人民を大御宝と呼んで、その大御宝が家族のように和して暮らすことを目指そうと、即位の際に呼びかけられました。同時に、稲穂を地上にもたらすことを命ぜられた天照大神以来の先祖神の徳を継承することを誓われています。

 日本国家は、このように共同体の横軸、縦軸の和を実現することを目的として建国されたのです。その建国の詔に謳われた祈りが代々の皇室と国民の努力によって、今日の我々の大和心につながっているのです。

 

・・・・・このようなお話は、小さな子ども達にもよくわかる内容です。

学校で習う日本の歴史、世界の歴史の教科書には、決して書かれていない納得の語り口は、日本人の琴線に触れるものです。

 

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