子供の「できる、できない」を親が決めない

長崎市江戸町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

入塾前の面談にて
よく耳にするお母様からのお話
「うちの子は、算数のセンスがなく苦手のようです。国語は、まあまあできていると思います。」

だいたい、このようなお話は
少し正確ではありません。

国語がまあまあ(できていない)から
算数ができないのです
言葉を理解していないから
算数が解けない、センスを磨くことができません

「どうも・・国語力が無いような気がします」

「親子の話がなかなか繋がらないから、語彙力がなく国語の力が無いように思います。」

上記のようなお話をされる
お母様達は、子供に何かが不足している
何かを的確に学ばないと
全ての教科がダメになってしまうという
危機感を持っています。

「国語力」をつけたら大丈夫ですよ。と
お話しするとなるほど!と納得していただけます

「うちの子は算数が苦手・国語が苦手」と
親が子供のことを周囲に話すと
子供は潜在意識に「苦手」と
思い込みます

「できる」「できない」ではなく
「できない」なら「何が不足」しているのかを
しっかりとお母様が理解し
正しい学びに取り組むことが大切です

「賢い子」にするために
算数の力が不足している子は
計算の力(ルールを守って計算をする)
書く力(筆圧、運筆)
読み取る力(文章を読み、どのように立式するのか)
全ての国語の力が欠落しています

丁寧に理解するまで指導をし
読んで考えて理解する
しっかりとした数字・図を描く
満点を取れるようにします

「国語の力」がつきだすと
算数の勘違いや何となく解くや
計算ミスはなくなっていきます

「本物のトップ!」になるために
幼児期から小学生低学年から
「国語力」をつける学びを羅針塾で
取り組んでいると
「自律して学ぶ」ことができるように
なります

教科書や基本書が先生となり
何度も読み、考え、理解し
解き進めていきます
自分自身で学ぶことは
解けた楽しさと学ぶ充実感を
知ることになります

posted by at 18:21  | 学習塾・幼児教育

『大学』を素読する15

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、日々の学びの中で語彙を増やす為、「漢字検定」に向けて漢字熟語の意味を辞書で調べてノートに記していきます。

さて、『大学』を素読する15です。

康浩(こうこう 浩の氵を言偏)に曰わく、惟(こ)れ命(めい)常に于(おい)てせずと、善なれば即(すなわ)ち之を得、不善なれば即(すなわ)ち之を失うを道(い)う。

楚書(そしょ)に曰わく、楚國(そこく)は「以て寶(たから)と為す無く、惟(ただ)善以(もっ)て寶(たから)と為すと。

舅犯(きゅうはん)曰わく、亡人(ぼうじん)以(もっ)て寶(たから)と為す無く仁親(じんしん)以(もっ)て寶(たから)と為すと。

(現代語訳) 康浩(こうこう 浩の氵を言偏)に「天命はいつもその人の上にあるとは限らない」とあるのは、善は積み重ねて徳が高くなれば天命は自然に授けられるが、遂に悪行を積み重ねて徳が亡くなると意に反して天命を失うと言うことを言ったものである。

楚書(今の国語の中の楚語)に楚国には特に誇るほどの宝は無いが唯一の宝としているのは善行を積む優れた家臣である。

舅犯(晋の文公の母方の伯父)が文公を戒めて「我々亡命中の者には、宝とすべきものは何もない。ただ親の死に仁の道を以て対することを宝とする」と言っている。

秦誓(しんせい)に曰わく、若(も)し一个(いっか)の臣(しん)有らんに斷斷(だんだん)として他技(たぎ)無く、其の心休休(きゅうきゅう)として、其れ容るる有るが如し。人の技(ぎ)有る、己(おのれ)之(こ)れ有るが若く、人の彦聖(げんせい)なる其の心之を好みし、啻(ただ)に其の口より出ずるが如きのみならず、寔(まこと)に能く之を容(い)流。以(もっ)て能(よ)く我が子孫黎民(れいみん)を保んぜん。尚(こいねが)わくば亦(また)利あらん哉(かな)。

人の技(ぎ)有る。媢疾(ぼうしつ)して以(もっ)て之を惡(にく)み、人の彦聖(げんせい)なる、之に違(たが)いて通(つう)ぜざらしむ。寔(まこと)に容るる能(あた)わず、以(もっ)て我が子孫黎民(れいみん)を保んずる能(あた)わず。亦(また)ここに殆(あやう)い哉(かな)と。

(現代語訳) 秦誓(書経周書の篇)に、ここに一人の重臣がある。生真面目ではあるが特に秀でた才能があるわけではないが、その心はおおらかで、全てのものを包み込むようである。人の秀れた才能のあるのを見て、自分があるように喜び、人が大変立派だという評判があると、それを心からよいとして、単に口先で褒めるだけでなく、本心からこれを受け入れる。こうして我が子孫万民を保んずるであろう。まことに心から利があるように願うばかりである。

それとは逆に、人の才能のあるのを悪み、人が秀れて評判が良いのを見て世に通じないようにする。このように本心から包み込むことができない。これでは子孫万民を保んずることはできない。なんと危ういことだなとある。

・・・「善は積み重ねて徳が高くなれば天命は自然に授けられるが、遂に悪行を積み重ねて徳が亡くなると意に反して天命を失う」の例は、所謂(いわゆる)『善因善果 悪因悪果』とも言われます。善行の勧めは四書(大学・中庸・論語・孟子)の中にさまざまな表現と共に繰り返し述べられています。

また、日本の『実語教』にも、「己が身を達せんと欲せば、先ず他人を達しめよ』とあります。「利己ではなく利他」の心を持つことが、結局最後は我が身に返ってくる、と。

 

posted by at 19:26  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

小学校受験後・・入学準備

長崎市江戸町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

本年度も「合格!」で
小学校受験が終わり・・
小学校入学準備に取り組んでいます

これは、生活面も同様で
通学路の確認
特に、
遠方通学(公共交通機関)の予行は
何度も練習が必要だと思っています

近年は、物騒な話もよく聞きます
長崎も数年前より治安は
変化しています
そのような環境の中でどのようにして
我が子を安全に通学させるか
下校後、どのようにするのかは
準備に、準備を重ねなければ
ならないと思います

羅針塾の塾生さん達は
下校後の通塾です
通塾後、先生達は無事を
保護者の方々にメールしています
下校後から保護者のお迎えまでが
学びの時間になっています

「小学校生活を意識して、朝早く起きて準備してからの登園。保育園から帰る車中では爆睡です。下校時のバスが不安ですね。」
お母様の一言

先日まで年長さんだった
新一年生・・
疲れてバスの中で寝ても
子供自身が対応できるように
準備を進めているお母様達
先輩お母様達のアドバイスを
もらったりしながら
最適な「通学」を模索しています

心も体も小学生としての
対応ができるように
練習を重ねてほしいと思います

「賢い子」になるために
小学受験を乗り越えた子供達は
予想外のことが起こっても
誰にどのように伝え助けてもらえれば
いいのかを理解しています

それは、よく聞く力
冷静に考え判断する力
的確に話す力を学んでいるためです

「本物のトップ!」になるために
遠方通学を経て中学・高校生と
なってきました
小学生である後輩をサポートして
くれています
上級生が分かりやすく教えています
常に判断する力・考える力を
身につけているからだと
思います

posted by at 15:11  | 学習塾・幼児教育

こんなに!!できるようになる!

長崎市江戸町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

「入塾した時には、羅針塾の塾生さんのようになるのか・・不安でした。けど、本当になるんですね。」

お母様が学んでいる
子供のノートを見て驚きます
ノートの書き方が美しくなってくると
頭の中も整理されるので
成績は伸びていきます

小学校途中で入塾する子も多い
羅針塾
文字・数字・線・立式・筆算
図・図形

ノートに書くものは全て
丁寧に書くように指示をします
学び始めこそ少々苦労しますが
素直に前向きに取り組んでくれると
段々と成果が出てきます

正しい文章が書けるようになる
考え、理解したものが図になっていく
計算のミスがなくなる

自律して学ぶことができるように
なるために
先生達は、学び始めはマンツーマンで
指導をしていきます

自分で考えて学ぶことができるように
なるまで指導をし続けます
素直に守り続け、学び続けることで
「学ぶことが面白い!」と子供達が
言うようになります

小学校の途中から通塾し始める子たちは
勉強が面白くない
勉強のやり方がわからない
また、他の大手塾で大量の宿題に
追われて疲れてしまった子もいます

しかし、羅針塾のやり方を
素直に前向きに取り組むことが
できる子は段々と伸びていきます
ただ、結果が出るまでに
お母様も忍耐と辛抱の
日々が続きます

成績は一日や半年ではアップしません
それは、高学年になればなるほどです
けれど、中学生からだと手遅れになります
小学校の学びは全ての基本基礎になるからです

「賢い子」になるために
先生達がいつも話す
素直に前向きに
先生達が指示する通りに学ぶと
成績はジワリ、ジワリと
アップしていきます

「本物のトップ!」になるために
我が子を医師にしたい!と
お母様が語ってくれます
塾生が雑に書いた文字や数字を
書き直しさせ
丁寧に、丁寧に取り組み
しっかり読み
お母様は自宅での学びにも力を
注いでくれました。

長崎大学教育学部附属小学校の
力試し(後期試験)で満点を
とってきました

一つの成功体験が成績アップに
繋がります
成功体験が身につくと
成績はアップしだし
トップになりたい!と
良い欲がでてきます

学ぶ意欲は「志」に繋がります

posted by at 17:59  | 学習塾・幼児教育

『大学』を素読する14

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、日々の会話の中でも正しい言葉遣いで話すことを奨励しています。その為にも正しい国語文法を学ぶことが大事です。

さて、『大学』を素読する14です。

詩に云わく、樂只(らくし)の君子は民の父母と。民の好む所之(これ)を好み、民の惡(にく)む所之(これ)を惡(にく)む。此(これ)を之(これ)民の父母と謂(い)う。

詩に云わく、節(せつ)たる彼(か)の南山、維(こ)れ石(いし)巗巗(がんがん)たり。赫赫(かくかく)たる師尹(しいん)、民具(とも)に爾(なんじ)を瞻(み)ると。國(くに)を有(たも)つ者は以て愼(つつし)まざる可(べ)からず。辟(へき)すれば即ち天下の僇(りく)となる。

詩に云わく、殷(いん)の未(いま)だ師(もろもろ)を喪(うしな)わず、克(よ)く上帝(じょうてい)に配す。儀(よろ)しく殷(いん)に監(かんが)みるべし。峻命(しゅんめい)易(やす)からずと。衆を得(う)れば即(すなわ)ち國を得(え)、衆を失えば即(すなわ)ち國を失うを道(い)う。

是(こ)の故に君子は先ず徳を慎む。徳有れば此れ人有り。人有れば此れ土(ど)有り。土(ど)有れば此れ財(ざい)有り。財(ざい)有れば此れ用(よう)有り。

徳は本(もと)なり。財は末なり。

本を外(そと)にして末を内にすれば、民を爭(あらそ)わしめて奪うことを施(ほどこ)す。

是(こ)の故に財(ざい)聚(あつま)れば則(すなわ)ち民(たみ)散じ、財(ざい)散ずれば則(すなわ)民(たみ)聚(あつ)まる。

是(こ)の故に言悖(もと)りて出ずる者は、亦(また)悖(もと)りて入る。貨(か)悖(もと)りて入る者は、亦(また)悖(もと)りて出(い)ず。

(現代語訳)

○詩経(南山有台篇)に、「ゆったりとして楽しげな君主は民の父母」とあるが、民の好む所を好み、民の悪む所を共に悪む。このように民と好悪を共にする君主を民の父母というのである。

○詩経(小雅節南山篇)に、「そそり立つ高いあの南山は、石がいかめしく積み重なって、天下の総ての人が仰ぎ見るように、週の太師である尹氏という人は、地位が優れて高く、民は目を睜(みは)って彼を仰ぎ見詰めている」とある。国を有(たも)つ君主は慎まねばならない。私利我欲に片寄ってわがままになると、身は弑(しい)せられ国は亡されて、大きなはずかしめを受けることになる。

○詩経(大雅文王篇)に、「殷(いん)は善政を施してまた人望を失わず上帝(天)と並んで天子の位にいたが、紂(ちゅう)に至り暴政を施して人望を失い、遂に天位を失ってしまった。そこで殷の変遷を見て、自らを顧みる鑑(かがみ)とせよ。天の大命はそうやすやすと降るものではない」とある。これは衆望(しゅうぼう)を得れば国を得、衆望を失えば国を失うことをいうのである。

○そこで君主は先ず徳を積んで慎む。そうしてそのその高徳の君主をしたって自(おのずか)ら四方から集まってくる。人が集まって来れば、土地が拓ける。土地が拓けると財物が多く生産されるようになる。財物が多く生産されれば、そこからいろいろな働きが活発に起こってくるわけである。

○要するに徳が本で財は末である。

○本である徳をおろそかにして、末である財を重んずれば、遂には民を争わせて奪い合うことを勧めることになるのである。

○そこで税を厳しく取り立てて、国に財が集まりすぎると、民衆は生活が苦しくなって他国へ去って行くようになる。逆に財を活用して民衆の幸福をはかれば、その風を聞いて他国からもどんどん集まってくるようになる。

○これと同じく道理に反した無茶な言葉を吐くとその仕返しとして暴言が返って来る。また財も無理をし入れたものは、やがて意に反して出て行くものだ。

・・・・・「徳が本で財は末である」「税を厳しく取り立てて、国に財が集まりすぎると、民衆は生活が苦しくなって他国へ去って行くようになる」などは、日本の「(経済成長しない)失われた30年」と重なります。税の国民負担率がほぼ50%にもなり、江戸時代の税負担よりも大きくなると、一揆が起きてもおかしくありません。更に、今年の米不足騒動は、大正時代の「米騒動」に匹敵します。

因みに、寛永14(1637)年の島原の乱は、島原藩主松倉勝家が領民の生活が成り立たないほどの過酷な年貢の取り立てが原因です。松倉勝家は、乱平定後一揆を招いた責任を問われ改易処分となり、後に斬首。江戸期に大名が切腹ではなく斬首とされたのはこの件のみです。

 

posted by at 17:19  | 塾長ブログ, 国語力ブログ
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