食事の作法(神道式の正式な作法)

長崎市五島町にある難関大学・医学部を目指す幼児教育・学習塾 羅針塾では、これからの日本を支える子供達にしっかりと学ぶ力をつけていって欲しいと考えます。

先のブログで略式の食事作法について記しましたが、「日本の礼儀作法」〜宮家のおしえ〜 竹田恒泰著(マガジンハウス)に、神道式の正式な作法が紹介されています。とても興味深いものがあります。

神道式の正式な作法

食前感謝の儀

一、静座(心を落ち着けて座る)

二、一拝(一度、礼よりもやや深く頭を下げる動作をする)

三、一拍手(一度、柏手を打つ)

四、歌奏上(食前感謝の和歌を読む) 「たなつもの 百の木草も 天照す 日の大神の めぐみえてこそ」

五、「いただきます」と唱える

注:「たなつもの」=田から取れる米、五穀の総称。

食後感謝の儀

一、端座(正く座る)

二、一拝(一度、礼よりもやや深く頭を下げる動作をする)

三、一拍手(一度、柏手を打つ)

四、歌奏上(食後感謝の和歌を読む) 「朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人」

五、「ごちそうさまでした」と唱える

静座と端座は外見は同じ。静座は心を落ち着けること、端座は正しい座り方に重点を置く。

奏上する歌は、いずれも本居宣長の和歌で、食前の和歌は天照大神への感謝の言葉であり、食後の和歌は豊受大御神への感謝の言葉である。天照大神は伊勢の神宮の内宮(ないくう)に祭られる神で、全ての生命に力を与えてくれる神様。また、豊受大御神は伊勢の神宮の外宮(げくう)に祭られる神で、天照大神の食事を司る神である。

 

・・・・・正式な神道式の作法は、流石に格式があります。「歌奏上」が本居宣長の和歌であることもなかなかのものです。本居宣長は伊勢松坂(今の三重県松阪市)の人で、江戸時代の国学者。『古事記伝』を書き上げ、近世以降の日本人に難解である古事記(当時、漢字による当て字で書かれていたもの)を、宣長の時代の言葉に翻訳・注釈しました。全44巻を医業やほかの研究著作のかたわら、かかった年数は35年。歴史的な大偉業を成し遂げます。これを踏まえて、正式な神道式の作法を家庭で試すのも威儀を正す意味で興味深いものです。

通知表を見て、どう考えるか

長崎市五島町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

羅針塾では塾生さん達の
通知表を見せてもらいます
が、
国立・公立・私立(一部)も
明確に成績評価をしていない丸、二重丸がついた曖昧な通知表・・・
先生方の家庭への言葉も
いいことは書いてあるけれど
成長するために気をつける点は
書いていない

異なるクラスの塾生さんの通知表を
見せてもらうと
担任の先生は一緒??と
思わんばかりのあまりにも
似たようなコメント・・
なんだかガッカリです

通知表を見て二重丸が一杯だ!!
賢いね!!と
御両親が、そこで安心したら
大きな落とし穴にはまってしまいます

現在の学校教育では
授業後の演習は特に行いません
授業を受けた際は、子供達も授業内容を理解
できていても
時間が経つと、全くわからない
解き方すらわからない
何を書いていいのかわからない

読んで考えること
言葉の使い方、計算の仕方が
上手くできない子供達が
多いような気がします

もっと、基本基礎を定着させ
応用をしっかりと考える
語彙力を増やし
何を聞かれているのか
どのように考え、答えればいいのか
身につける必要があります

受験をするためだけに学ぶのは
酷です
幼い時から丁寧に正しく学ぶ
学ぶことは積み重ねだと考えます

「賢い子」になるために
学ぶこと、勉強することを
「訓練のようなものを、うちの子にはさせたくありません。」

と、面談のときに言われた あるお父様もいらっしゃいました。

幼い時に年相応の常識を知り
公私を分けた行いができるように
子供が周囲の人々から後ろ指を
刺されないようにするのが親の役目

学ぶことで知識を得、知恵がつきます
学ぶことは日々の積み重ねなのです

「本物のトップ!」になるために
トップクラスの塾生さん達は
先生達の頭が下がるほど
よく学んでいます

「学ぶのは体力。ずっと通い学んでいるからできます。訓練の結果です。」

と、特待生で春から高校生になる
難関大医学部を目指す
塾生さんが言ってくれました。

posted by at 18:45  | 学習塾・幼児教育

春期講習が始まりました

長崎市五島町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

学校からの春休みの宿題も終わり
次学年へ向けての学び
語彙力を増やす学び
英語力をつける学びを
小学生達は黙々と取り組んでいます

幼児さんは聞き取る力
伝える力を身につけ
自律した行動ができるように
学んでいます

中学生・高校生は
実力試験対策と予習です

集中し自立して学ぶことは
成績アップに繋がります
長期休暇にしかできない
計算力や
英単語力、音読する力に
磨きをかけていきます

「賢い子」になるために
春・夏・冬の長期休暇は
成績をアップするために
学びの蓄えができる時です
苦手に向き合い
得意を伸ばしていく
長い時間机に向かうからこそ
一つ一つを克服していきます

「本物のトップ!」になるために
幼児さんが美しい文章
古典・漢文を音読しています
音読するリズムが心地よい日本語
古典・漢文を音読することで
集中力がでてきます

その後、小学生以降の
文章を読み取る力に繋がります

トップの学びは幼児期からなのです。

posted by at 15:52  | 学習塾・幼児教育

食べ方の作法は「思いやり」

長崎市五島町にある難関大学・医学部を目指す幼児教育・学習塾 羅針塾では、これからの日本を支える子供達にしっかりと学ぶ力をつけていって欲しいと考えます。

昭和三十年代(1945~65 )までの邦画(日本映画)では、名監督の小津安二郎、黒澤明、木下惠介などに多くの名作がありますが、その作中に出てくる女性の挙措動作、話し方、食事の作法は、日本女性らしい品性が表れています。一般の庶民であっても、「育ち」の良さはその姿に表れています。その時代から六十年以上経ちますが、現在の日本人はそれに比べると如何なものでしょうか。

さて、「日本の礼儀作法」〜宮家のおしえ〜 竹田恒泰著(マガジンハウス)に、作法はまず「食事」からという項があります。その中から一部引用してご紹介します。

食べ方の作法は「思いやり」

食事作法は、食事をする時の約束事である。国や地域によって食文化が異なれば、食具や食事の形式も異なるため、食事作法も異なるが、食事をするときの約束事という点では共通する。

ではなぜ約束事が必要かといえば、それは、皆が気持ちよく食事をするためである。したがって、食事作法は、他者を思いやる心、つまり他者を尊重する心がその心の根底にある。そして、他者とは、一緒に食事を囲む人を始め、もてなしてくれる亭主・料理人・給仕なども含む。例えば、「食事中に不潔な話をしないこと」などは最低限の約束事である。もし食事中に下(しも)の話をしたら、それを聞いて食欲をなくす人もいるだろう。だから、食事の席は「清潔」を是とし、不潔なものを持ち込んだり、不潔な話をしたりしてはいけないと決まっている。

無人島で一人で食事をするのであれば、どんなに無作法でも誰にも迷惑はかからない。奇声を上げようが、肘をついて食べようが、何の問題もない。ところが、もしそれが二人なら、そこには食事作法が求められる。一人の振る舞いによって、もう一人が不快な思いをしたら、食事が成立しなくなるかもしれない。だから、食事作法は、高級料理店のみならず、家族や友達との食事でも気をつけなくてはいけないのである。

私の育った家は、食事の作法についてはかなり厳しい方だったと思う。外食の時だけでなく、家で家族で食事する時も、行儀良く食べるように躾けられた。「家でちゃんとできなければ、外でちゃんとできるわけがない」というのが両親の考えだった。

この考え方に立つならば、たとえ無人島で一人で食事するときも、食事作法を重んじるべきである。確かに、食事作法に通じている人は、人目のないところでも急に崩れたりしない。まして、先述の食前感謝と食後感謝の作法は、大自然に感謝することであって、他者に見せるためのものではない。たとえ一人でもするべきである。食前感謝をして、自然の恵みに感謝する気持ちを抱きながら食事をしたなら、自ずと背筋は伸び、他者にも迷惑の及ばない慎ましい作法になるであろう。

・・・食事の約束事である食事作法の考え方、「他者を思いやる心」は、社会生活を営む上で、人と接する以上どんな場面でも必要なことです。そうすると、食事の作法を身につけることが、社会人としての交際の作法に通じるということです。

日本人が震災などに遭遇しても、「他者を思いやる心」で互いに助け合う姿が、世界の人々に賞賛されるのは、突き詰めると、普段から食事を通して幼いときから身につけている作法や心持ちが自然に表れるからでしょう。

posted by at 17:24  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

食事を始める作法・終える作法

長崎市五島町にある難関大学・医学部を目指す幼児教育・学習塾 羅針塾では、これからの日本を支える子供達にしっかりと学ぶ力をつけていって欲しいと考えます。

日本人として、しっかりした礼儀作法の型を幼児期から身につけると、どんなときにも自然と対応できるようになります。やはり何事も、幼児期から始めると一生の宝となります。

「日本の礼儀作法」〜宮家のおしえ〜 竹田恒泰著(マガジンハウス)に、作法はまず「食事」からという項があります。その中から一部引用してご紹介します。

食事を始める作法・終える作法

日本人にとっての食事を始める作法(食前感謝)について述べていきたい。

食前と食後に、食事に対して一礼して「いただきます」「ごちそうさま」と述べる。もしくは、柏手(かしわで)を打って、あるいは手を合わせて同じように述べてもよい。柏手を打つのは神道式、合掌は仏教式である。

食事を始める作法は、大自然の恵みに感謝することをを中心とする。目の前にある食事そのものを神と観念し、その食材を通じて、その背後にある大自然を仰ぎ見て「尊い命を頂きます」という気持ちで「いただきます」と唱える。

食事を終える作法は、動作は、食事を始める作法と同じだが、人々の働きに感謝することを中心とする。目の前にある食べ終わった食前を見ながら、この食事を用意するのにどれだけ多くの人の働きがあったかを思い描き「人々の尊い働きに感謝します」という気持ちで「ごちそうさまでした」と唱える。このように、大自然の恵みと人々の働きに深い感謝の気持ちを抱いて、感謝の言葉を唱えようとすると、自ずと背筋が伸び、正しい姿勢になるであろう。

・・・・以上の食事の作法は、竹田恒泰先生曰く略式だそうです。この後の記述で神道式の正式な作法が述べられていますが、それは次回以降にご紹介します。

略式といえども、食前感謝・食後感謝を、食事ごとにしっかりと心に刻みながらすることは、精神の安寧につながります。子供のときから、落ち着いた気持ちで食事に臨むことは、精神的にも安定し、賢さに繋がる日々の挙措動作ではないでしょうか。

posted by at 18:20  | 塾長ブログ, 国語力ブログ
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