長崎市五島町にある羅針塾 学習塾・幼児教室 https://rashinjyuku.com/wp では、塾生に書物は一字一句間違わずに読むことを日々指導します。
至極当然のことですが、正確に読むことが正確に理解することです。幼児期から正しい日本語で読む。正確な発音、読み、文法など、過たずに読まなければなりません。
その為の第一歩は、素読です。良書を手本に、指導者(親であれ、先生であれ)の音読の通りに、鸚鵡返しに読むことが出来ることです。その前提として、鼻で正しい呼吸が出来なければなりません。口で息をしているようでは、滑らかに一文(長短を問わず)を素読できません。素読を正確に出来る子供さんは、何度か繰り返すと、暗唱(空で覚えていることを口に出して唱えること)ができるようになります。
次に、音読です。これは他人に迷惑をかけない限り、大きな声で朗々と読むことです。一般の書物のみならず、小学生以上ならどの科目であれ同様です。教科書は勿論、参考書、問題集も、理解するまで繰り返し音読します。その際、句読点は当然「間」(息継ぎの)を空けます。「読書百遍意自ずから通ず(注*)」と言われる如く、繰り返し音読をする習慣を付けると、子供達はよく考えて読むようになります。
注* 「読書百遍意自ずから通ず」「読書百遍義自ずから見る」 「読書百遍(どくしょひゃっぺん)義(ぎ)自(おの)ずから見(あらわ)る」とは、どんなに難解な書物であっても、繰り返し読むうちに意味が自然に理解できるようになるものである、ということ。出典は、『三国志』魏志。魏の学者董遇が弟子入りを願う者に対して言った「読書百遍義自見」から。この意には、多くの書物を読めば良いというものではなく、良い書物を熟読することに意味がある、ということも含む。英語では、Repeated reading makes the meaning clear.(繰り返し読むことは、その意味を明確にする。)