学びと潜在能力

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

「脳が求める生き方 さらに前進する人の思考はどこが違うのか」(スポーツ脳科学者 林成之 日本大学医学部名誉教授)という記事が目につきました(致知20248月号)。詳細は致知をご覧頂きたいのですが、一部を引用してご紹介いたします、

キャッチ・コピーに「脳の本能を生かし、限界を超えて前進する秘訣を体験から解き明かしていただく。」とあります。

長年、塾を通して子供さん達を見ていると、「勉学」に向かう姿勢、心の持ち方、努力し続ける気持ち等、まさに千差万別です。

脳の最も厄介な”5つ目の本能”

脳は、いくつかの〝本能〟を持っています。中でも強い影響力を持つものがこの5つです。

「生きたい」

「知りたい」

「仲間になりたい」

「伝えたい」

「自分を守りたい」

これらの美しい本能を生かせば人は素晴らしい力を発揮できますが、なかなかそうはいきません。なぜなら、5つ目の「自分を守りたい」という自己保存の本能が、往々にして悪さを働くからです。

嘘をつく、失敗を隠す、言い訳をする。小さい子供でも自分を守る言動をします。何かに取り組む際にも目標を小さくさせるため、潜在能力を発揮する機会を奪う、最も厄介な存在と言えます。

・・・勉学をするか否か。

子供にとって「する」理由より、「しない」理由の方が圧倒的に多い。つまり、勉学は一日二日では終了せず、まさに「し続ける」必要があり、耐える力がない場合には、悪しき「自己保存の本能」が働くからです。

ただ、人間誰しも失敗はあります。大切なのは失敗しないことではなく、失敗しても止まらず、前に進み続けることでしょう。その意味で「さらに前進」、この言葉は脳の仕組みからして大変面白い、示唆に富んだ命題と言えます。

では、実際に脳の本能と向き合って「さらに前進」、潜在能力を発揮するにはどうすればよいか。

・・・「請われて様々な競技のトップアスリートの指導をさせてもらってきた経験」を元に、「脳にプラスになる言葉」を使うことが非常に重要であると、述べられます。

これは、「勉学」に向かう子供にとって、「脳にプラスになる言葉」を使うことが非常に鍵になることを示します。従って、スポーツにおけるコーチの役割を、親、先生が担えば良いのです。

潜在能力の弱点を知る

一方で、潜在能力には不思議な弱点があることも知っておかなくてはなりません。

その一つが、〝ゴール〟や〝終わり〟を意識すると途端に消えてしまうということ。

脳には「悔しい」「勝ちたい」のような言葉を使うことで潜在能力が消えていくこと。

潜在能力の大きな弱点が、否定語です。

試験の途中でも、全力を投じている時に「苦しい」「つらい」「もう無理かも」と後ろ向きの考えが浮かぶと、脳は新しい情報にすぐ反応するため、マイナスに機能してしまいます。否定語を話すことはもちろん、頭にも浮かべない。大変難しいことですが、いたずらに練習や勉強にエネルギーと時間を費やすより、これを徹底するほうが効果的と言えます。

・・・「勉学」と「スポーツ」には、多くの共通項があります。

例えば、一つの大きな目標に向かって「鍛錬すること」「努力の継続」「計画を立てること」などです。それらを継続し続けて、更に効果的に成し遂げるには・・・

さらに前進こそ脳が求める生き方

潜在能力を最大限に高め(鍛え)、発揮するには何が大切か。

脳のたくさんの神経核が連動することで潜在能力が生まれます。その力が発生する「原点」に従って「全力投球」することです。

人は往々にして原点を外れ、自分の都合がいいように書き換えてしまいます。この相手に絶対に勝ちたい、このテストで周りよりいい点を取りたい、というように。既に述べた理由で、これでは脳の多様な領域が連動しなくなります。

潜在能力が最も引き出される原点とは「人のために生きる」ことです。具体的には「誰かに勝ちたい」ではなく「観た人が感動する勝ち方をしたい」と願うことです。

(中略)

変化の激しい時代ですが、失敗を恐れていては決して前進できません。失敗は当然と考え、原点に立ち返り、失敗をカバーするほどの全力投球をすれば潜在能力は高まっていきます。「さらに前進」を合言葉に、脳が求める生き方を追求していきたいものです。

・・・原文は、世界的なレベルで戦うアスリートの例を挙げて説明されていますが、「勉学」の世界でも同様です。

潜在能力が最も引き出される原点とは「人のために生きる」こと、とありますが、これは子供にとっては、「勉学」し続けることが、身近な親だけでなく、「世の為、人の為」になるという意識を持つことです。そうすれば、さまざまな失敗や挫折も乗り越えていきます。

「失敗は成功の母」と言いますが、「さらに前進」という気概を持つことで潜在能力を活かし続けることができます。

posted by at 18:57  |  塾長ブログ

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