「宿題で学力がつくというのは迷信である」

十年後の子供さんの姿を想像して現在の学習状況を判断すること、をお話しすると親御さんの真剣度が増してきます。
長崎市五島町の羅針塾 学習塾・幼児教室では、現在の子供さんたちが十年後、二十年後に、しっかりと自分の道を歩んでいる姿を見たいと常々考えています。
その為には、親御さんの協力と子供さんの努力が連動することが肝要です。

さて、子を持つ親必読の記事(産經新聞)のご紹介です。

「学力低下を招く教育界の迷信」 TOSS代表・向山洋一
http://www.sankei.com/life/news/160921/lif1609210019-n1.html

 「宿題を出してください」という保護者は多い。
教師は、毎日のように漢字ドリルや計算ドリルを宿題にする。
教師は毎朝、宿題ノートを点検して印を押す。
教師にとって実に楽な仕事で、保護者にも評判がいい。
ところが、この方法では漢字・計算の力はつかない。
漢字・計算の学力は、授業でつけるのである。
それは教師の仕事だ。

 次に、授業中にプリントで学習する教師のクラスも学力は低い。
多くのプリントは粗悪品だ。
ミスも多い。
しかも思いつき程度の内容がほとんどだ。

 一番すぐれた教材は、教科書だ。
法律で教科書を使用することが義務づけられている。
かつて教科書を使わなかった教師たちが懲戒免職になった。
最高裁の判例(伝習館訴訟判決)でも認められている。

 子供の算数のノートを点検すると良い。
教科書の全ての問題を書いているなら安心だ。
ノートがゆったりとていねいなら文句なしにすばらしい教師だ。
9月で算数ノートは3冊目ぐらいになっているはずである。

 自分の子供の学力が心配なら、算数ノートをていねいに点検するのがよい。
もし教科書の問題が抜けていたら、担任の先生に、やるようにお願いすることだ。
拒絶されたら校長先生にお願いするのだ。
算数のノートチェックは、通信教育や塾ぐらいの効果がある。

教育技術の向上を図り、自己研鑽されている先生方は当然と考えられていることですが、
そうでない先生方には耳の痛いことをこの後の記事に指摘されています。
是非、全文をご参照ください。

posted by at 13:40  |  塾長ブログ

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