受験の時節到来で、大学受験を始め高校・中学・小学校と様々な段階での挑戦が始まっています。
戦後約70年六・三・三制が始まって以来の、いつの時代も変わらぬ風景ですが、受験に臨むためには、何よりも「何の為に」受験をするか、が大事です。特に、小学校受験では、子供さん達には、親御さんが理解力に応じて得心出来る様にしてあげる必要があります。
但し、
その為に、まずお親御さんが(基本的には母さん方)が「何の為に」受験をさせるのか、をしっかり認識しておかなければなりません。
ご両親と同世代の周囲の友人・知人達や、身内の子供達の祖父母や親類等、様々な提言・意見があることでしょう。どれも良かれと思っての助言です。
両親の意見が一致し、家族一丸で取り組める体制を作ることが出来れば一番です。
ところが、意外に難しいのが、両親の育った環境や教育に対する考え方の違いがある場合です。それは、父親と母親のそのまたご両親の考え方が反映されるからです。
幸いにも、日本のお母さん方は子供さん達の受験の決定権をお持ちの場合が殆どです。何故なら、子供が生誕し、授乳から始まり子育てのほぼ全てを担っているから、父親が口出し出来る場面は無いとも言えるからです。
事実上、お母さんが子供さんの受験を主導するのであれば、母子で受験を乗り越えていかなければなりません。
その為には、お母さんが「何の為に」受験をさせるのか、の動機について自問自答する必要があります。
・・・筆者は、様々なご家庭の事情や、お母さんの願いをお聞きして、より良く子供さんを導くためのヒントを差し上げることが出来れば、受験の成果を出すことができると考えます。