平成29年4月16日、長崎市五島町の羅針塾 学習塾・幼児教室で「進路を考える」というテーマで親子セミナーを実施いたしました。
万障繰り合わせてお父様方にお出で頂けたことは有難いことでした。
子供さん達の将来に関心をお持ちの方でも、教育について基本的にはお母さんに任せているお父様方が多いのが実情と思います。問題が生じない限りは全く問題はないのですが、いざ子供さんに問題が生じたときに、もっと早く手を打っておけばよかったという思いをされる事例が多いのも事実です。
と言いますのは、子供さんの躾や教育を普段担っているお母さんたちは、日々悩みながらもお父さんと日常的に子育てに関する意思疎通を図れているか、というと現状はなかなか難しいという状況があるからです。
結果、お母さん方は、身近に相談できる子育ての先輩や信頼できる助言者がいない限り、問題をお母さん一人が抱え込んでいるのです。
その意味では、当塾では不断に意思疎通を図られている親御さんと、子供さんの通塾の際に情報交換をさせて頂けているので、学校での出来事や子供さんの好・不調を早めに察知できるようになっています。
子供さんの将来を考えると、成績に一喜一憂するよりも、向学心を持ち、前向きに取り組む姿勢を身につけさせていくことの方がとても大事になってきます。
その為には、子供さんの将来を考えて厳しいけれども慈愛のある子育てが不可欠です。
子育てや教育には、安易な道はありません。
親御さんにも、断固として子供を一人前にする覚悟が必要です。
「ゆだんして、其子のこのむ所にまかすべからず。」
・・・油断(気を緩め、注意を怠ること)して、その子供の好むところに委ね(一切を任せること)てはいけない。
という貝原益軒の説く言葉の意味合いは大きいと思います。