幼児教室・学習塾の羅針塾では、個々のテーマに応じて塾生が真剣に学んでいます。一人一人がこなす問題や課題が異なりますが、自分で時間を管理し、問題を解き、確認作業をしていきます。
さて、
「情報を正しく読めない子は将来、稼げません」プレジデント・ファミリー2021冬号(プレジデント社発行)からの引用とご紹介です。
”私立文系しか行けない”では困る
読解力の有無は人生を左右する大問題だと新井さんはいう。
「特に危惧しているのは高校に入学する段階で『自分の進路は私立大文系以外に選択肢がない』となってしまう生徒の多さです。その背景にあるのが読解力です。
数学や理科の様に学年が上がるごとに新しい知識や概念が増えていく教科では、読解力がないことで勉強の遅れが生じやすい。
その結果、理数は苦手だからと消去法で文系しか選べないことになってしまうんです。」
・・・読解できないために将来の大学の進路選択の幅が狭まるだけでなく、更に社会に出て仕事についてから立ち行かなくなる可能性もあります。
「今の子が活躍する2030年代には、事務職の50%がAI(人工知能)に代替されることが予想されます。つまり、文系の人が就く事務系の仕事は減り、賃金が安くなることが考えられます。
一方、あらゆる分野がテクノロジーと関わることから、多くの仕事に理系のリテラシーが求められる様になるでしょう。
その時代に職を失わないためには、文系でも理系の基礎知識を併せ持っていなければならない。プログラミングも関数も何もわかりませんという状態では、15世紀の人がタイムマシンで21世紀にやって来て働く様な状況になってしまうのです。」
・・・社会人となって、実務面でも汎用的読解力がないと、メールの意味を読み違えたり、受注・発注の失敗をするといったことも起こり得ます。
武漢ウィルスなどの蔓延の結果、リモート・ワークが普及する様になると、メールなどの文章によるコミュニケーションは今後益々増えていきます。
そうなれば、更に読解力の必要性は高まり、欠くことができないものとなります。