幼児教育の意義や重要性を理解されている親御さんは、羅針塾での学びをとても理解をして頂いています。
幼児期の音読は、正しい呼吸法で行うと肺活量も上がり、大きな声も出せるようになり、自然に読む姿勢も良くなります。
何より、言葉が明瞭に発音出来ます。
そして、大きな目的である暗記する力と読解力が高まります。
例えば、
上掲のA4サイズ一枚強の文章を、小学校受験をし見事合格した塾生は、集中して10回の音読で暗記してしまい、過たずに朗読(ろうどく:声に出して読み上げること)できるようになりました。
五歳前後から、音読の練習を繰り返していきますと、「覚え」なさいと言わなくても、自然に口からついて朗読できるようになるのは、大人から見ると驚きですが、実は昔から日本人はそのようにして学んできているのです。
これは、英語の音読についても同様です。
そして、「読書百遍、義自ずから見(あら)わる」(どんなに難しい書物でも、繰り返し読むうちに意味が自然とわかるようになるものだということ)という諺は、いつの時代でも変わらぬ真実です。
また、読解力が知らず知らずに高まるのは、年齢に関わらず、習わなくとも漢字が読めるようになり、その結果語彙が増えていくことで、文章の意味合いまで推測することができるようになります。
英語の場合、音読を繰り返すことで、発音もストレス・アクセント(強勢アクセント stress accent)も身に付けることが出来るようになります。
この頃の学校教育では、「音読」の時間がとても少ないので、これを家庭で補わない限り、その効用の恩恵に預かることは出来ません。