長崎市五島町にある羅針塾 学習塾・幼児教室では、塾生の長短を見極めながら、力を伸ばすことに日々腐心しています。プロ最年少棋士 藤井聡太四段(14歳)が、29連勝の新記録を達成し、あらゆる方面に衝撃を与えています。当然、どのような子育てをしてきたのだろうかと、マス・メディアも紹介しています。
その中から、「母が語る14歳の素顔 『好き』究め集中力を育む」(産経新聞2017.6.26)からの引用です。
http://www.sankei.com/life/news/170626/lif1706260049-n1.html
家族らの話によると、藤井聡太四段(14)の快進撃を支えてきたのは、遊びや普段の生活を通して小さい頃から培った集中力だという。
母親の裕子さん(47)によると、藤井四段は幼い頃から外遊びが大好きな活発な少年だった。「家の庭に生えているクロガネモチの木によく登っていました。友達と鬼ごっこをするのも好きで、足が速いのが自慢でした」。その一方で、幼稚園のときにはすでに九九を習得。小さい頃から世界各国の首都名をあてるクイズ、4つの数字に四則演算を組み合わせて「10」を作るゲーム「メイクテン」などに熱中していた。「問題を解いたり、何かを覚えたりすることが単純に好き、という感じです」(裕子さん)
5歳で将棋を始めた藤井四段。幼稚園児のとき、難解な詰め将棋に挑んだ際には、「考えすぎて頭が割れそう」と口にした。「好きなことには本当に夢中になる。他のことに注意がいかなくなるぐらい」と裕子さん。小学生の頃は学校にランドセルを忘れたこともあった。
学校の授業も、その場で理解し覚えていった。愛知県内有数の進学校である名古屋大学教育学部付属中学を受験する際は、塾に通わず競争率8倍の難関を突破した。
食べ物は麺類が好きで、キノコ類は苦手。「どこにでもいる普通の子供」と裕子さん。だが師匠の杉本昌隆七段(48)は「完成された将棋と言われるが、まだまだ成長する。順調にいけば数年後には他の棋士が手をつけられない存在になる」と予言している。
子供さん達も「十人十色」。
それぞれの子供にあった教育方針が見つかれば簡単ですが、それを見出すのが難しい。親御さんの様々な試行錯誤の上に、大方針を定めることが出来れば最高ですが、ことは簡単ではありません。
「遊びや普段の生活を通して小さい頃から培った集中力」とあるように、興味を引くものや関心を示すものを、上手に活用できれば、集中する習慣がつきます。年齢に応じて興味の対象は変わりますが、高い山に登るための一段一段と考えることができます。その時期に応じた学びが済めば、興味を失い、次の興味へと移っていきます。それらの蓄積が繋がりあって、人格を形成したり、能力を開花させることになります。