‘ 羅針塾 ’ の投稿記事一覧

羅針塾での幼児さんの姿

長崎市江戸町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

羅針塾に通塾する幼児さんたち
半分は遊びに来ている??と
感じています
先生たちは学びの一歩目は
それでもいい。と考えています

ただ、相手の目を見て聞く・話す
姿勢良く座る
一つの道具を出し、次の道具を出すときは
必ず片付けてからと伝えています

約束を決めて、時間を過ごすことで
少しづつ賢くなっていきます

幼児さんたちが、好きなように
取り組むのではなく
毎回、さまざまな課題に取り組み
成長していきます
その中でも、素読は通塾の最初から
取り組んでいきます
なかなか、椅子に座れなかったり
遊びながらであったりもしますが
少しづつ集中し聞き取ることが
できるように
御自宅でも頑張っている幼児さんたち
です

「賢い子」になるために
「保育園には行きたくない!と言うのに、通塾の日は分かっていて絶対に行く!と言います。通塾する日は何故だか自宅でもお利口さんです。」
と、おばあちゃまが
お話をしてくださいました。

「本物のトップ!」になるために
幼児期から正しく丁寧な学びが
必要だと考えている御家庭は
幼児期からず〜っと通塾して
下さっています

もちろん、学年トップです

これからの成長を楽しみにしている
先生達です

posted by at 18:46  | 学習塾・幼児教育

子供の読書習慣が学力を決める4(現代人に必要な縦軸の言葉)

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

読書をする習慣をいかに幼少期につけていくかが、子供の学力向上に直結しています。

「致知」令和元年(2019)9月号からの引用の続きをご紹介いたします。

 

現代人に必要な縦軸の言葉

川島 具体的に、どんな指導をなさってこられたのですか。

土屋 文語文の素読、音読が中心でした。戦後の国語教育というのは、布の生地でいうと、横糸と縦糸の横糸だけで教育を施すようなものです。ですから縦糸の言葉に当たる文語文、僕は「縦軸の言葉」と呼んでいるんですけど、それをちゃんと学んでバランスを取らないと丈夫な生地ができないと考えたわけです。
最初に採り上げたのが徳冨健次郎(蘆花ろか)の『自然と人生』でした。結構難しいので最初は戸惑いもありましたけど、思い切ってやってみたら、子供たちがとても喜んでくれたんですよ。これは大きな自信につながりましたね。
例えば「立秋りっしゅう」という一文。

秋、今日立つ。芙蓉ふよう咲き、法師蝉ほうしぜみ鳴く。
赫々かくかくとして日熱するも、秋思已しゅうしすでに天地に入りぬ。

文語文特有のキリッとした味というか、格調高さがあって、声に出して読むと実に気分がいいじゃないですか。それから、戦前の国定教科書にもすごくいい詩があるんです。例えば「鳴門なると」。

阿波あわ淡路あわじの はざまの海は
此処ここぞ名に負ふ 鳴門の潮路しおじ
八重やえの高潮 かちどき揚げて
海の誇りの あるところ

こういう名文を模造紙に墨書して黒板に貼り、生徒たちと唱和したものです。それから「太平洋」。

波濤はとう千里 洋々と
東にうねり 西に寄せ
づる国の あかつき
雄々しく歌ふ 海の歌
黒潮こえて いざ行かん
我等の海よ 太平洋

気宇壮大きうそうだいでしょう。他にも高村光太郎の「最低にして最高の道」、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」、土井晩翠ばんすいの「星落秋風五丈原ほしおつしゅうふうごじゅうげん」。さらには漢詩もやりました。日本人は文語文を1,000年以上使ってきたわけですから、遺伝子に刻み込まれていると思うんです。子供たちが喜んでくれたのは、きっと眠っていた文語文の遺伝子がスイッチ・オンになったからでしょうね。

川島 確かに文語文のリズムというのはとても心に響きますね。いま使っている口語体はそういうものに乏しいけれども、特に大正、明治後期の文学作品はリズム感がすごくあって、朗読を聞いても、自分で読んでも気持ちがいい。
僕が『脳を鍛える大人の音読ドリル』をつくった時も、リズム感がほしかったので、その頃の文学を選んだんですけど、土屋先生のお話を伺ってそれで正解だったのだと改めて思いました。

・・・「文語文の素読、音読」は、幼児期からの国語教育の根幹である。正にそこに全ての学問に励む力を育む基本があると言えます。

文語文(古典語。平安時代の言語に基づき、それ以後の時代の言語の要素をも多少加えた書き言葉。近世から明治前期の文章語を含めて言う。)を、「縦軸の言葉」と土屋先生は表現されています。大東亜戦争終結後八十年。戦後の日本の国語教育は、「日本らしさ」を骨抜きにするような教育であると言われているかのようです。

つまり、「戦後の国語教育というのは、布の生地でいうと、横糸と縦糸の横糸だけで教育を施すようなものです。ですから縦糸の言葉に当たる文語文、僕は『縦軸の言葉』と呼んでいるんです」、と。

文中の高村光太郎の「最低にして最高の道」をご紹介します。

最低にして最高の道

もう止さう。
ちひさな利慾とちひさな不平と、
ちひさなぐちとちひさな怒りと、
さういふうるさいけちなものは、
あゝ、きれいにもう止さう。
わたくし事のいざこざに
見にくい皺を縱によせて
この世を地獄に住むのは止さう。
こそこそと裏から裏へ
うす汚い企みをやるのは止さう。
この世の拔驅けはもう止さう。
さういふ事はともかく忘れて、
みんなと一緒に大きく生きよう。
見かけもかけ値もない裸のこころで
らくらくと、のびのびと、
あの空を仰いでわれらは生きよう。
泣くも笑ふもみんなと一緒に、
最低にして最高の道をゆかう。

注)この高村光太郎「最低にして最高の道」は、昭和21年8月6日発行の文部省教科書『中等國語一[後]』に掲載された詩です。『中等國語一[後]』の教科書は、昭和21年度の1年間だけしか使われませんでした。翌昭和22年には新制中学が発足して、新しい教科書が作られたからです。新しい教科書には、光太郎のこの詩は載りませんでした。

言わずもがなですが、昭和22年からの「新しい教科書」が戦前の国語教育を消し去り、改訂を繰り返しながら、現在までの貧弱な国語教育を継続しているのです。

posted by at 14:13  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

子供の読書習慣が学力を決める3(使命感を与えてくれた読書体験)

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

読書をする習慣をいかに幼少期につけていくかが、子供の学力向上に直結しています。

「致知」令和元年(2019)9月号からの引用の続きをご紹介いたします。

 

使命感を与えてくれた読書体験

土屋 そういうお話を伺うと、僕は冒頭にもお話ししたように、若い頃に恩師を通じて日本文化の神髄に触れるような作品にたくさん出逢ってきて本当によかったと改めて実感させられます。
その恩師は佐藤哲夫先生とおっしゃって、陸軍士官学校出身の大変な熱血漢で、自ら漢詩を詠み、和歌をつくり、剣魂歌心けんこんかしんを地で行く情の深い方でしてね。高校の時に「まほろばの会」という勉強会にお誘いをいただいて、名文を素読したり、和歌を詠んだり、名著の輪読をしたりしたことから、僕の中で日本文化への扉が開かれたのです。そこで採り上げられる本がとにかく難しいんですよ。保田與重郎やすだよじゅうろう、倉田百三ひゃくぞう、阿部次郎、内村鑑三かんぞうとか、そういうものに必死で食らいついていったのがよかったと思いますね。

川島 先生が読書への目を開かれたのは、その時だったのですね。

土屋 とても大きな体験でした。ただ最初の目覚めは、その前の小学校時代にあったように思います。
うちは田舎の旧家で、奥座敷のふすまには張継ちょうけいの「楓橋夜泊ふうきょうやはく」が墨で書かれているような家でした。とこの間には父が懇意にしていた植物学者・牧野富太郎博士の短歌も飾ってある、さらに離れの床の間には明治天皇の御製ぎょせいの掛け軸が飾ってある、そういう環境で育ったんです。ある時父にそれらの読み方を教えてもらい、声に出して読んでみるとなんだか気分がいい。それが音読への目覚めでしたね。
父は僕の勉強に一切口出しはしませんでしたけど、「本をよく読みなさい」ということは盛んに言っていました。ですから小学校5、6年になると書斎にあった文学全集を片っ端から引っ張り出して読むようになりました。昔の本は総ルビでしたから、僕にも読むことができたんです。

川島 やはりお若い頃からたくさん読んでこられたのですね。

土屋 もう一つ忘れられないのが、中学時代にラジオで聞いた『走れメロス』の朗読でした。誰の朗読だったかは覚えていませんが、それが実に上手くてね。親友セリヌンティウスの命を懸けて必死に走るメロス。その緊張感に思わず惹き込まれ、夢中になって応援する自分がいたのです。朗読の魅力を体で実感したんです。
そういう原体験があった上で、佐藤先生に出会ったわけです。先生は現代仮名遣いを「敗戦仮名遣い」と呼んでいらっしゃいましたけど(笑)、戦後の国語教育が大切な日本文化を損なう方向へ進んでいることを痛感して、これは絶対にちゃんとした日本語を伝えていかなければならないというのが私の使命感になったんです。

 

・・・土屋先生の読書体験は、育った家庭環境と、父上は勉強に一切口出しはせず「本をよく読みなさい」という助言が効果的であったと考えられます。父母双方、又は父、母どちらかが読書家であることは、子供を読書好きにする前提です。「本をよく読みなさい」というのは、親の読書経験とその効用を実感するからです。

又、人生の恩師と言える人との出会いは貴重です。

勉強会にお誘いをいただいて、名文を素読したり、和歌を詠んだり、名著の輪読をしたりしたこと。これらの経験は、多感な青春時代を過ごす上で大きく精神性が高まることになります。

この話を読むと、偉大な教育者であった森信三先生の言葉が思い浮かびます。

人間は一生のうち逢うべき人に必ず会える。
 しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。
 しかし、うちに求める心なくば、
 眼前にその人ありといえども、縁は生じず。』

 

posted by at 15:47  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

小学校の学びだけで難関大学を狙えるか?

長崎市江戸町にある
難関大学・医学部を目指す
幼児教室 学習塾
羅針塾です

「小学生ですが、塾に行きたくないといっています。学校の授業だけで難関大学に行くことは可能でしょうか?」との教育相談

現時点での公立小学校
私立小学校・国立小学校の
授業、文部科学省の
方針を見る限りでは
難関大学への進学は不可能だと
思います

難関大学や医学部へ進学する為には
学校での授業の理解はもちろん
ステップアップした学びが必要です
子供本人の「志」が必要です

ただ、現在のほとんどの受験生が
小学校から高校まで
進学塾(成績によってランク分けされた)に
通い、偏差値に追い回されています
解き方、テクニックを教えてもらい
類題を解き、宿題を大量にこなし
「塾」の時間に追われる
学びをしているように感じています

自分で考えて教科書・参考書を理解し問題集を解く
どうすれば自分自身が一番
理解できるか?
自分のための学びをする
何のために学び
どのような人になりたいのか
「志」を持って学ぶことが
大切なのだと思います

学校での授業プラスアルファの
学びをどのように取り組むませるか
お母様たちがよく考えるべきだと
思います

「賢い子」になるために
幼児期から
小学校低学年の間に
自律して学ぶことを身につけていくことが
大切です
丁寧に正しく学ぶ
素読から始まる羅針塾
一人一人が「志」を持つことが
できるように学んでいます

「本物のトップ!」になるために
ほとんどの塾生が幼児期から
小学校低学年の間に通塾を始めています
小学校入学時には挨拶、姿勢も
注意する必要はありません

各御家庭の教育方針が
自律し自分自身で学べる子に
トップになってほしいと
思っています

羅針塾の先生達は
塾生さんたちが「志」を持って
学んでくれることを願っています

posted by at 18:21  | 学習塾・幼児教育

子供の読書習慣が学力を決める2(本を読めば創造性も高まる)

長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。

読書をする習慣をいかに幼少期につけていくかが、子供の学力向上に直結しています。

「致知」令和元年(2019)9月号からの引用の続きをご紹介致します。

 

本を読めば創造性も高まる

川島 脳科学的に見ても、読書を通じて語彙ごいを蓄えるというのはとても大事なことです。
実験で一番驚いたのが、いわゆるクリエイティビティ、何か新しいものを創り出す創造性は脳のどこから生まれてくるのかを調べたら、語彙を格納する部位と言葉を扱う部位が一番よく働いていたんです。それは言葉ではなく、イメージを膨らませて何かを生み出す時もそうなんですね。
ですから新しいものを創造する高次な活動も、すべてその人の語彙がもとになっているというのが実験を通じての僕の結論なんです。


土屋
 湯川秀樹博士の「創造性の発現には相当大量の語彙の蓄積が必要だ」との言葉に通じますね。

 

川島 きょうはせっかく土屋先生にお目にかかったので、新しいデータをご紹介しますと、僕は最近、脳を鍛えることをテーマに会社をつくりましてね。そこへある企業から「ホワイトカラーの創造性を伸ばしてほしい」というご依頼をいただいたんです。言われたことしかできない社員さんを何とかしてほしいと。
そこで僕が何をしたかというと、文庫本を2冊渡しただけです。これを1か月後までに読んでおいてくださいと。
1か月後に実験すると、ちゃんと読んでくれた社員さんは、見事にクリエイティビティが上がっていました。そのまま読書が習慣になって、課題の本以外にも読んできた人はもっとその伸びが顕著でした。しかし、さぼった社員さんは横ばいのままだったんです。
ですから、本を読めばクリエイティビティが高まるというのは既に証明済みなんですよ。

土屋 大いに納得できるお話です。ちなみに、その時はどんな本を提供されたのですか。

川島 何でもよかったんですけど、その時は井上靖の本をお渡ししました。
クリエイティビティというのはまさに語彙力であり、文章を読み、扱うところの脳から出てくるものですから、まず読書してもらうことでクリエイティビティが高まるだろうと。その上、普段使わない語彙が使われている少し古い本を読むとよりいい。ただ、明治や大正の文語文はいまの若い人は読めないので、口語に近い作品ということで井上靖を選んだんです。

 

・・・「何か新しいものを創り出す創造性は脳のどこから生まれてくるのか」

非常に興味ある分野です。脳科学の分野は著しく進歩し、年々歳々新しい発見や実験結果が発表されています。

「何か新しいものを創り出す創造性は脳のどこから生まれてくるのか」

その答えは「語彙を格納する部位と言葉を扱う部位が一番よく働いていた」、と。

そして、「新しいものを創造する高次な活動も、すべてその人の語彙がもとになっている。

創造的な活動は、すべてその人の語彙が元になっているという事実は、筆者も常々考えていたことと合致し、納得のいくものです。

幼少時の記憶として、母親に説明したくても、当時持っていた語彙の量では、なかなか説明できず、もどかしく思っていた記憶があります。結果、母親が意図を察して、「こういうことではないか」と言葉を補ってくれ、その場で「その言葉はそういう使い方をするのか」と得心し、まさに語彙を格納しました。

人が成長する際に、日々語彙を増やし、自らの考えを口に出し、使ってみて、正しい言葉の用い方を学んでいきます。これを幼少期から繰り返し繰り返し続けていく。

これを効果的に活用する術が、「読書」であるということです。

その為には、正しく「読む」力が必要であり、そして正しく「理解」する力が必要です。

湯川秀樹博士の「創造性の発現には相当大量の語彙の蓄積が必要だ」との言葉は、学問を志す者にとっては至言(しげん:物事の本質を適切に言い表した言葉)です。

 

posted by at 17:44  | 塾長ブログ, 国語力ブログ
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