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自学自習の力

長崎市五島町の幼児教室・学習塾の羅針塾では、塾生の将来を見据えながら日々の学びを指導します。

幼児さんであれ小学生であれ(むろん、中学・高校・大学生も)、将来自ら人生を切り開いて行く力を身につけていかなければなりません。

其の為の第一歩が、自ら学び、自ら習う「自学自習」する力を、如何に早くみにつけていくか、です。

産経新聞(2020.6.23)の記事にも、15歳対象の国際学力調査を踏まえて以下の記事がありました。引用してご紹介します。

【風を読む】自学自習力を高めたい

https://www.sankei.com/life/news/200623/lif2006230010-n1.html

 20、21日の土日、高校生らがインターネットのテレビ会議システムを使って社会問題などについて考えるイベントを見る機会があった。日本財団が支援する団体「i Stand」の活動の一環で、グループに分かれ話し合い、小学生にも分かる動画教材をつくる企画だ。コロナ禍の中、「他人の意見を聞く機会」の重要さを語る高校生もいて印象深かった。

15歳対象の国際学力調査などを行っている経済協力開発機構(OECD)の担当者はコロナ禍の以前から、ネット社会での学びの変化について指摘していたので、改めて紹介したい。かつての勉強法は、分からないことがあれば、専門知識を持った人が書いた本を読んで調べた。それがいまネット検索で手軽にできる。しかし、その情報が本当に正しいのか、吟味する力が必要になっているという。

そうした批評的思考は、日本の弱点とされる。OECDの学力調査の一環で、他人といかに協力できるかチームで連携する力を調べたことがある。3人一組で役割分担する想定で、他人の誤りなどに適切な助言ができるかなどだ。日本の生徒はルール違反を指摘して修正できるかみる設問で正答率が低く、他人に迎合する傾向が出た。

オンライン授業以前に、自学自習の力を見直したい。日本の学生の勉強不足が指摘されて久しい。欧米に比べ、日本の学生が課題図書を読む量など授業の準備に充てる時間は極めて少ないといわれる。1日の読書時間が「ゼロ」という学生が過半数に上る調査もあった。異論、反論はチームで解決していく力につながるが、確かな知識、教養に根ざした意見を持てるか。自ら学ぶ力が問われている。

・・・「批評的思考は、日本の弱点とされる。」と記事にありますが、外国人と議論する場合は別として、一般の日本人同士では、「批評的思考」は寧ろ無遠慮として忌避される傾向があるように思います。所謂、揚げ足を取らないのが礼儀とされているからです。

丁々発止するディベイト(debate*)の場では、「批評的思考」がなくては議論になりません。

以下Wikipediaからの引用です。

ディベイト(debate)とは、ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論すること(広義のディベイト(debate))。様々な教育目的のために行われる教育ディベート(educational debate)が、単に「ディベート」と呼ばれることもある(狭義のディベート)。

尚、日本における本格的な教育ディベートは、福沢諭吉によって初めて日本にもたらされたとするのが定説である。福澤は「debate」の訳語に「討論」という日本語を当て、日本に広く普及させるとともに自ら実践した。明治6(1873)年に福澤が行った日本初の教育ディベートの論題は「士族の家禄なるもの、一体プロパーチーであるか、サラリーであるか」だったとされている。討論は、この頃から学校教育で課外活動として位置づけられはじめ、旧制中学においても1877年頃から各種の討論会が行われはじめる。こうした教育ディベート活動は、1897年以降には多数の理論書も出版されるなど隆盛を極める。

・・・日本における教育ディベートは、歴史を振り返ると福沢諭吉を嚆矢(こうし:ものごとの初め)として、其の素地はしっかりとあります。従って、しっかりとした指導者が導いていけば、日本人が外国人とのディベートに劣る事はない筈です。

当然、ディベートをする前提としてしっかりとした語彙力がなければなりません。それを幼い時から一つづつ身に付けていく必要があります。其の為には、子供さんに「言葉の意味合い」を理解させていく普段の努力が親御さんには必要です。

言葉の意味合い」をひとつづつ理解した子供さんは、物事に興味を持ち、知識欲が芽生え、更に知りたいという学びに対する欲求が出てきます。そうすると、最初は親御さんにしょっちゅう尋ねていたレベルから、導きによって自ら学ぶことを覚えていきます。

自学自習の力は、導きと訓練(繰り返し)によって獲得していきます。

 

posted by at 12:40  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

幼児期に何が必要なのか

小学校受験はどのようにしたら合格しますか。
どんなことを勉強すればいいのですか。
カリキュラムを教えてください。
お母様達からの質問です。

羅針塾では
「子供さんの成長をみて」と話します。
小学校受験には子供の成長を左右するものに
お母様の力が一番必要だと考えているからです。
小学校に上がるまでに必要なことは沢山あります。
しかし、放っておいても育ちません。
与えるべくして与える。です。

一人一人の成長の差があります。
型には嵌める事はできません。
けれど、自分勝手すぎるのもいけないのです。
このバランスを一人一人に理解させていく。
とても大事な事だと思います。

この子はできて、家はできない。
と、どうしても比べがち。
病気でない限り、大人になっても
おねしょをする子はいないし
食べることができない子もいませんよ。
「やろうね」「教えてね」と促すことと
辛抱強く待つことも大事です。
身体と心の成長が必要です。と伝えます。

「ハキハキ!元気!賢い子」

一つ一つ、問われていることに
考え、導く力。
理解し伝える力。
毎日の学びの中にあります。
階段を登ったり降りたり・・・
一つ一つの小さな挑戦が幼児期には必要です。

羅針塾では
手を動かし、観て、聞いて、考え、伝える。
幼児期に大事なことを丁寧に取り組んでいます。
これが、勉強することなんだ。
なあんだ。楽しいね!と言ってもらえるように。
そして、御家族が希望する小学校にトップで
入学できるように。
導いていきます。

posted by at 19:09  | 学習塾・幼児教育

もしも20年後の子供に会ったとしたら

現在、子育て真っ最中のお母さん方が、もし20年後の子供さんに会うことを想像してみたら、子育ての意味合いを理解できるのではないでしょうか。

これは、筆者の子育て(否、家内が主で)経験から考えさせられることです。

最初の子供を持った時の、感動、戸惑い、不思議さ、等々、それぞれの親御さんが感じるものが、子育ての始まりです。

「這えば立て、立てば歩めの親御心」

これは、筆者の母親が子供時分に諭してくれた俚諺(りげん:民間で言い表されている諺)です。幼い時分から、事あるごとに問わず語りに語っていた言葉の数々が、年を経るごとに思い起こされます。

不思議なことに、子供の頃の一場面一場面がふとした時に蘇るのは筆者だけでしょうか。

間違いなく、子供さんも日々の中で、様々な思いを紡いでいきます。

楽しいこと、悲しいこと、悔しいこと、ワクワクすること。

その度に、話すことができれば、まず第一にお母さんに話すでしょう。

そのような日々を、一年365日繰り返していきます。

そして、成長していく中で、子供心にお母さんの存在は一見小さくなっていきます。それが、いずれ親離れし、成人していく。

人間がこの世に生まれてから、営営と続けてきたことがこれからも続いていきます。

 

・・・子供の為に良かれと思い、叱ることもあり、日々悩むのが子育てです。

そんなときに、20年後の立派な男性、女性になっている将来の子供さんに、もしタイム・マシーンに乗って会うことが出来れば・・・

どれ程楽しく、嬉しいでしょうか。

「楽有れば苦有り、苦有れば苦有り」と、繰り返し繰り返し呟いていた母の姿が思い起こされます。

 

posted by at 16:14  | 塾長ブログ

試験結果を観て

一学期の試験が続々と返却しています。
さあ。どんな結果が出たかな?

羅針塾の塾生さんには
どんな結果でも全て見せてください。
何が理解できていて
何が解けないのか。
判断材料になりますからとお話ししています。

塾生さん達は、
は〜い。と見せてくれます。
なあるほどね。

ねえねえ、テストが解けたら
何をしていいの?と聞くと
静かに読書。と
殆どの答え。

やはり、楽しみの読書に
気が逸れてしまい
本来の結果が出ていません。
焦って解いているなあ。
見直しを丁寧にしていないなあ。と
先生達は考えます。

いつの頃からか
テストが解ければ
読書をしていいよ。と言うように
なった学校の先生達。
しっかり見直しなさい。
最後まで静かにしなさい。
最低限のルールを守らせることはできない
ようになっています。

45分と言う時間。
しっかりと解き
丁寧に最後まで見直し
静かに待つ。
当たり前を
当たり前にできるようにする。
これも訓練です。

「ハキハキ!元気!賢い子」

場を考えて動く
他の人のことを考える。
幼児期からの常識、倫理観。
これは家庭で躾ていくものです。
この延長線上に学校生活の一コマがあります。
この一コマが積み重なって
義務教育が終わり、高校・大学を経て
社会人として旅立ちます。

場を読む。
空気を考える。は
幼児期からの訓練。
小学校からの本格的な社会生活の中に
あります。
意識して取り組むようになると
簡単な試験は当たり前に100点です。
これらの簡単を落とさないように。
日々、気をつけて
気がけて生活していかなければいけないと
思います。
出来なかった時、反省し次に繋げる。
常に満点を目指す。
賢い子は常に前向きに学んでいきます。

posted by at 22:47  | 学習塾・幼児教育

幼児さん数の学び

小学校受験に必要な数の学び。
足し算ができます!
引き算ができます!では上手くいきません。
紙上で計算が早くできても
小学校受験の試験には結びつきません。

何故でしょう。

よく、学びの導入期にお母様達から
計算がよくできるのに
どうしてこんな簡単な問題が解けないのでしょうか。
と質問があります。
逆にどうして出来ないと思いますか。と
問いかけをします。

小学校受験の問題って複雑ですよね。
よく聞いて、導き出さないといけません。
立式する訳でもありません。
何故、そのように解くのか。
論理的に考えることができないと正解を
出すことができません。

「ハキハキ!元気!賢い子」

小学校受験の数の学び
しっかりと聞き、順序よく考え
適切に伝えることが大事です。
ただ、教え込むのではなく
何故、そうなるのか。を
考える学び。
数の学びも
沢山のやり方で取り組むと
あっという間にできるようになり
楽しい!楽しい!となります。

一つ、一つの学びを
丁寧に取り組む。
小学校受験の準備の学びは
とても大切です。

posted by at 18:02  | 学習塾・幼児教育
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