‘ 羅針塾 ’ の投稿記事一覧

他と比べない

自分自身の子供の成長をしっかりと把握して
他人と比べないようにしてくださいね。とお話しします。
日々、受験日が迫り他と比べると
お母様が焦ってしまいます。
この焦りが子供に移ります。

国立の受験まで約一ヶ月。
これからは丁寧に基本を磨き直します。
観ること、聞くこと、考えること、伝えること。
もう一度初めからです。

苦手は何なのか?
気をつけることは何か?
一人一人の成長に合わせて見直していきます。

「ハキハキ!元気!賢い子」

噂話に流される人もいれば
全く動じない人もいます。
日々同じような学びに痺れを切らす人もいます。
高い頂を目指す時は、一歩一歩。
辛抱、辛抱です。
ギューッとグーンと伸びる子も
どこかでしっかりと積み重ねをしています。
他人と比べる前に目の前のことを
冷静に考え集中。
焦りや怒りや不安や・・いろんな思いを
冷静に受け止めて力に変えることができる時。
子供達はその波動を受けて賢くなっていきます。

posted by at 19:18  | 学習塾・幼児教育

自分自身の学びを極める

羅針塾の学びは、自分自身で学ぶ力をつけること。
一人一人が自立・自律し
御縁のある場所でトップクラスとなり活躍しています。
来年度に向けて幼児さん達の学びも進み
日々賢くなってきています。

面談に来られた御両親にお話をすると
「こんな場所で学ばせたい。」
「こんな学びをしてみたかった。」と伺います。
年齢や学年に関係なく進む一人一人の取り組みは
目を見張るものがあります。

こんな感じで受験に勝てるのか。
こんな時期から受験に間に合うのか。
一人一人に「これだ!」と思うきっかけがあると
本当に早い。
一つ一つの出来事、会話、考え・・
「何」かを
聞いたり、伝えたりすることから始まります。
「沢山の言葉を伝えてください。」
「沢山の会話をしてください」とお話しします。

「ハキハキ!元気!賢い子」

家に帰ってからの遊びが変化しました。
前はテレビやDVDばかりだったのですが
考えて作ったり、読んだり、観察して真似たりと。
周りが本当にびっくりするんです。と
話してくださいます。

幼児さん達は本当に辛抱強く取り組みます。
先生達が感心する程です。
得意はシッカリと伸ばしてあげたい。そう考えています。

日々の自宅での取り組みは大事。
ゆっくり心を落ち着けながら何かを楽しむ時間。
お稽古事に追われているとできないことです。
自分自身で考えて学び出す。
トップクラスになる為の極める学びは
生活リズムの中から生まれてきます。

京都のお土産ありがとうございました!
リクエストのイノダコーヒも美味しいティーブレイクでした。

posted by at 19:31  | 学習塾・幼児教育

子供達の為に日本を学ぶ 片仮名の歴史2

国語力をつける大前提として片仮名をスラスラと読めることが必要です。現在の小学校教育では、片仮名を蔑ろにして平仮名から混じり書きの漢字へと進み、本当の国語力を付ける様にはなっていません。

さて、「片仮名」の文化的・歴史的な意義について述べてある著述、平泉澄(きよし)先生の「少年日本史」(P.185〜)から続きの引用です。

いきなり、言葉の用い方のお話が続きます。

太政官符というのは、太政官から出される命令の文書ですが、それは、「まさに何々すべき事」と題目をかかげて、それが單數ならば、之を受けては、「右」といい、その題目が複数である場合には、「以前」と之を受けるのです。單數に「右」といい、複数に「以前」と云って、決して混雜しないのを見ると、古い時代の頭脳の緻密さ、言語のきびしさが、想いやられるではありませんか。

昔の言葉、一定の理法のあったことは、たとえば、「無し」という言葉、上に「ぞ」があれば、「無き」となり、上に「こそ」があれば、「無けれ」となるによっても、分かりましょう。

古今集から例をとれば、

小倉山 峯立(みねた)ち馴(な)らし 鳴く鹿の 經(へ)にけむ秋を 知る人ぞ無き

は、「知る人無し」としても、意味は分かるのですが、それを強めて、「知る人ぞ」といえば、「無し」は「無き」と受けなければならず、もし「知る人こそ」といえば、「無けれ」とならねばならないのです。

・・・この後、平泉澄先生は、古今集から「係り結び」の歌の例を紹介されます。

殘りなく 散るめでた さくら花 有りて世の中 はての憂ければ

春の日の 光にあたる 我なれど かしらの雪と なるわびし

音羽山(おとはやま) けさ越えくれば ほととぎす 梢はるかに 今鳴くなる

山里は 冬さびしさ まさりける 人めも草も 枯れぬとおもへば

月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ 我が身ひとつの 秋にはあらねど

戀(こひ)すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

春の夜の 闇はあやなし 梅の花 色こそ見え 香(か)やは隠るる

かたみこそ 今はあだなれ これなくば 忘るる時も あらましものを

花の散る ことわびしき 春がすみ たつたの山の うぐひすの聲(こゑ)

春霞(はるがすみ) たつを見すてて 行(ゆ)く雁は 花無き里に すみならへる

あしびきの 山ほとどきす わがごと 君に戀ひつつ いねがてにする

暮るるかと 見ればあけぬる 夏の夜を 飽かずと 山ほとどきす

 こういう風に、かかりむすびの法則があって、少しも亂れていません。いや、是ほど難しい例を引き出すまでも無く、動詞の活用を考えれば、すぐに分かりましょう。

「行く」をとれば、明日行ば、行給ふ、行人、早行

「書く」ならば、文書ば、書終る、書子、大きく書

などと活用しましょう。

すべて是等を、どのように整理し、どのように説明したならば、國語の構造を明らかにし、人々に分かりやすくなるでしょうか。

もしも、五十音圖というものが無かったならば、これは非常に難しく、處置(しょち)がつかなかったでしょう。五十音圖があればこそ、何段活用など云って、之を整理し得るのです。國語の複雑にして、しかも美しい性質は、それは遠い遠い昔からあったでしょう。然し學術的に之を研究して、その本質を明確に理解し、その構造を明快に圖示したものは、前には無かったのです。それは何としても、五十音圖を待たねばならなかったのです。そして五十音圖が一たび作られると、それは國語の正しい姿を示すと共に、その正しさを維持する上に役立だったのです。

・・・このように説明していただくと、片仮名の五十音図の成り立ちがよく分かり、中・高生の時に学んだ現代国語や古典の文法など、筆者自身本当に表面的な理解であったことが分かります。当時は、恥ずかしながら機械的に暗記することに終始していました(懐かしくもありますが)。

人によっては、國語というもの、時代時代によって變(かわ)ってゆくものとして、流動變化を重く見る考(かんがえ)があります。然し、變化流動は、國語だけではありますまい。ほっておけば、禮儀(れいぎ)も亂(みだ)れ、作法も崩れ、道徳も忘られてゆくのです。その崩れやすい中に、規準を立て、理想を示す事が大切です。

國語の最も美しい形を平安時代に見、その正しい構造を五十音圖によって考え、言語を清く正しくする事が大切です。

 

・・・最澄(傳教大師でんきょうだいし)の門流、安然から明覺に至るまでの手による偉大な功績を、私達は尊重し、その恩恵に感謝しなければならない、と平泉澄先生は結ばれています。

posted by at 20:00  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

子供達の為に日本を学ぶ 片仮名の歴史1

学習塾・幼児教室 羅針塾(長崎市五島町)では、日本の文化や歴史をしっかり学ぶことが、子供達の国語力並びに知的レベルを上げる要諦だと考えています。

そこで、普段当たり前のように用いている「片仮名」の文化的・歴史的な意義について述べてある著述をご紹介します。度々引用している平泉澄(きよし)先生の「少年日本史」(P.185〜)から引用です。

少年日本史

 

片假名は、漢字の画の一部分を採って作ったもの、初めは人により、時によって、まちまちに作られていたものが、長い間に、段々と統一されて、今のように、決まったのです。

(ア)阿 (イ)伊 (ウ)宇 (エ)江 (オ)於

(カ)加 (キ)幾 (ク)久 (ケ)介 (コ)己

(サ)散 (シ)之 (ス)須 (セ)世 (ソ)曽

(タ)多 (チ)千 (ツ)川 (テ)天 (ト)止

(ナ)奈 (ニ)仁 (ヌ)奴 (ネ)禰 (ノ)乃

(ハ)八 (ヒ)比 (フ)不 (へ)部 (ホ)保

(マ)末 (ミ)三 (ム)牟 (メ)女 (モ)毛

(ヤ)也  ○        (ユ)由  ○         (ヨ)與

(ラ)良 (リ)利 (ル)流 (レ)禮 (ロ)呂

(ワ)和 (ヰ)井  ○         (ヱ)惠 (ヲ)乎

漢字の一部分を採って、その漢字の音や訓を借り、それによって國語を表すという事は、いそいで物を書く場合に、極めて自然に起こる事であって、誰でも思いつきそうなものですが、漢字の影響を受けた國々多い中に、日本に於いてだけかような假名が作られて事は、萬葉假名で見るように、自主的な態度で、氣樂に、外国の文化を消化し、利用してゆく國民性の表れでしょう。然し、本當に偉大であると思われるのは、アイウエオ、カキクケコ以下の、あの五十音圖の作成です。

・・・当たり前のように存在していると思っていた五十音図は、実は偉大な先人たちの創意工夫によって作られていたものであるということを、現代の日本人は殆ど知りません。

「いろは歌」の作者が明白にはわからないと同じように、五十音圖も誰が作ったものか、はっきりしません。然し是は、非常な學者、しかも語學者、それも悉曇(しったん)の學者の作ったものに相違ありません。悉曇というのは、古代印度の文字です。佛教を正しく理解する爲には、古代印度の文字、卽ち悉曇に通じる事が要求され、また重要な經文は、その悉曇から翻譯(ほんやく)せられて漢文になっているのですから、漢字の讀み方と、漢文の法則に通じている事が必要でしょう。つまり、印度や支那の語學を必要とするのです。空海は、悉曇に詳しかったようですが、此の學問は、却って最澄の門下末流に盛(さかん)で、その中から安然(あんねん)は、最澄の一族として生まれ、最澄のあとをついで叡山の座主となった圓仁(えんにん慈覺大師)に就いて、學びましたが、悉曇學に精通して「悉曇藏(しったんぞう)」という書物を作り、佛教界全體(ぜんたい)から尊重せられました。その後、また明覺(めいかく)という學者が出ました。北國(ほっこく)白山(はくさん)の麓(ふもと)、温泉寺に住んでいましたが、安然の學問を受けて更に之を発展させ、いろいろ重要な著作を残しました。大體(だいたい)堀河天皇の御代(みよ)ごろ、つまり今より八百五十年ばかり前の人ですが、此の明覺の書いたものには、語學の説明を、アイウエオの五十音圖によって行なっています。けだし外國語學の知識を本として、之を日本語に應用(おうよう)し、日本語の音韻と構造とを反省して、日本の文法を明らかにするという重大なる研究が、安然から明覺に至る一連の學者によって進められたのです。

・・・日本の義務教育で、此のような「アイウエオの五十音」の成り立ちを教える事がないのは、教育とは長い歴史の上で成り立っているということを、残念ながら教える側が認識していないことから来ています。そして、平泉澄先生は国語教育の欠落している点を指摘されています。

皆さん、慣れるという事は、良い事ですが、同時に、恐ろしい事です。我々は、子供の時から、毎日毎日、國語を使っています。それですから自由自在に話が出来るのですが、その代りに、國語の貴(とうと)さ、國語の正しい姿を忘れ、勝手にこれを崩し、亂雑(らんざつ)なもの、醜(みにく)いものに、して了(しま)ってはいませんか。

外國語を學ぶ時は、一語一語、辭書を引いて、丁寧にしらべてゆくでしょう。國語の方は、分かり切っていると思って、大抵ぞんざいに放置しているのではありませんか。

外國語は、殊にドイツ語などは、男性・女性・中性、現在・未来、単数・複数、それらの間にきびしい差別があって、その法則を覚えなければ、どうにもならないのに、國語は氣樂なもので、法則というものは無いのだ、と思っている人があります。飛んでも無い事で、もともと國語には、きびしい法則があり、その法則に従えば、實に美しい言葉になるのです。

・・・昨今は、大学受験改革の眼目として、寝ても覚めても「英語」教育の重要性を喧伝(けんでん:世間で喧しく言いふらすこと)する人たちがいます。

英語の前に、しっかりとした日本語を身につけるべきなのに、優先順位を間違えた教育が米国から占領されていた七年間にとどまらず、現在も続いてきています。

posted by at 21:58  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

私立小学校受験が始まりました。

11月に入ると早速、私立小学校受験が始まり
塾内の雰囲気も少しづつ変化してきました。

塾生さん一人一人の顔つき、意識が変化しているように
感じられます。
オープンスクールへ足を運び
「我が子をこの環境で。」と考えた日々。
桜咲く佳き日を思い浮かべて準備を進めてきました。
御家族の想いか繋がるように。
面接や考査本番で力が発揮できればと考えています。

丁寧に丁寧に準備を積み重ねてきたので
受験当日は落ち着いて臨むことが出来ると思います。

「ハキハキ!元気!賢い子」

「どうだった?」
「楽しかった!」と早速、教えてくれた塾生さん。
このキラキラした笑顔が本番の出来を教えてくれます。
「先生に観てもらっていたので安心して
面接にも臨めました。」とお母様の言葉。
一つ一つの体験が積み重なり賢い子へとなっていきます。
最後まで、諦めずに丁寧に取り組む。
先生達も一所懸命にサポートしていきます。

受験後が大事です。
ここからが学びの本番。昨日のブログにも書いてありましたね。

 

posted by at 19:25  | 学習塾・幼児教育
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