‘ 羅針塾 ’ の投稿記事一覧

私立小学校オープンスクール

先週から始まった私立小学校のオープンスクール。
塾生さん達も親子で参加致します。
事前にオープンスクールは大事ですよ。とお話をします。
お母様達が
「オープンスクールに行かせて頂いて、先生達が言っている意味が
よく理解出来ました。」と毎年のように声が上がります。

学校を観させて頂く。
大事な姿勢なのです。
どの学校も先生方が一所懸命に準備をしています。
その場に遊びに行く感覚「行ってみようか?」ではなく
「学校を観て、学ばせてもらう」姿勢が大事なのです。
その上で、どの学校を選び受験をしていくのか
御家庭の方針と照らし合わせていくことが大事だと
考えます。

子供達がどのような学びをしているのか。
もし、入学したらどのように成長していくのか。
学校選びはその後の将来を考える上でも
大事なことだと考えます。

「ハキハキ!元気!賢い子」

よくよく、観てきてください。
色々と教えてくださいね。と
お母様達には声掛けをします。
そして、恥ずかしくないように
羅針塾内でもしっかりと塾生さん達を
指導していきます。
オープンスクールに行くことは
一つ目の関門だと考えています。

一つ一つの段階を経て
塾生さん達の顔は引き締まっていきます。
その最初の一歩だと考えています。

posted by at 20:51  | 学習塾・幼児教育

教育の要諦

子供さんの教育に関心のない親はいません。しかし、濃淡は有ります。何故なら、ご自分の受けた教育にその方の親がどのように関わったかによっても異なるからです。

管見では、就学前(生後から六歳位)まで、小学校三年生まで、小学校六年生まで、と学びの時期を区分けして考えると、為すべきことが見えてきます。

率直な言い方をすると、教育にかける時間とお金は限られています。有効活用をするには、選択と集中が必要です。

さて、教育の要諦の要はお母さんです。産みの親、育ての親であるお母さんが心穏やかに過ごすことが出来れば、子供さんの教育は安心です。

さて、筆者が毎日楽しみにしているのが、産経新聞朝刊に掲載されている「朝晴れエッセー」。引用してご紹介するのは、令和元年六月十四日「黄昏泣き」です。

黄昏泣き

赤ちゃんは、泣くのが仕事、というのは赤ちゃんを育てている母親の心と体が健全な時に理解できることなのだと思う。

二十六歳の時の私は、初めての子育てにオロオロし、長女の、毎晩の夜泣きにクタクタになっていた。加えて長女は夕方になるとぐずり出し、やがてぎゃんぎゃん泣きになり、おしめを替えてもミルクを飲ませようとしても泣き止まず、こちらの神経も、おかしくなりそうだった。

その日の夕方も、家事をあきらめ、泣きじゃくる長女を抱いて外へ出た。団地の前の空き地にはハルジオン、ヒメジョオン、タンポポの綿毛が揺れていた。通りかかった女の人が、「お散歩?」と聞いてきたので、「毎日、夕方になると、この子が泣くんです」と答えると、「あら、この赤ちゃん、黄昏泣きしやはるの」とだけ言って遠ざかっていった。

黄昏泣き、黄昏泣き・・・。

そんな言葉があるんだ。そんな言葉があるくらいなら、夕方に泣く赤ちゃんは、ほかにもたくさんいるかもしれない。黄昏泣き、なんて綺麗で優しい響きなのだろう。ふと気づくと長女はいつの間にか泣き止んで、風に舞う、タンポポの綿毛を目で追っていた。見知らぬ、さっきの人は、京都の人なのか、はんなりとしたイントネーションだった。

夕焼けの淡い色と水色が混じる夕暮れ、ハルジオン、ヒメジョオン、タンポポの中で、私は、いつまでもその言葉を噛み締めていた。

・・・筆者の亡き母も、「夕方になると子供も大人も、夕焼けを見ると物悲しくなるものね〜」とよく言っていました。黄昏泣き、良い言葉です。

posted by at 15:38  | 塾長ブログ

母国語の大切さ 

羅針塾の年長さん達は言葉の数が増え
伝え方を学び、私達の指示に的確に答えられるように
なってきました。

太い・細い
多い・少ない
長い・短い
違いは?
どちらが?

言い回しが似ていたり、感覚的に同じことだったり
と、いうことが無くなっていき
何を、どのように聞かれているかを判断できているように
感じています。
聞く力を磨き、伝える力・表現する力を
磨いているからだこそと考えています。

お母様たちには、読み聞かせをしっかりと行ってもらうこと。
的確な指示を出してもらうこと。
幼児扱いをしないこと。を徹底してもらっています。
一つ一つの積み重ねが語彙力に繋がっています。

「ハキハキ!元気!賢い子」

早期の英語教育を周りが推奨する中
羅針塾のお母様たちは、子供たちを賢くするために
しっかりとした母国語(日本語)の学びに
力を注いでくださいます。
私達が考える国語力。
母国語を使いこなし、語彙力を伸ばし
理解を深め考えること。
とても大事なことなのです。

読む・聞く・書く・伝える。

学びのはじめに要求されるのは英語からではなく
日本語から。
正しい学びを取り組んでいれば英語を取り組む学年に
なった時にしっかりと理解することができます。
語学に焦りは禁物。
あれもこれもではなく、母国語をしっかりと磨く。
グローバルな人間に育てたいのであれば必要なことだと
考えます。

世界に羽ばたいている偉人達は母国語の力が
しっかりとできています。
だからこそ、どんな言語でも読みこなし
理解をし表現をして活躍しているのだと考えます。

 

幼児漢字教育の奨め

幼児教育の要諦と常々考えているものが、「漢字教育」です。無論、小学校に上がってからの「漢字を書いて覚える」という暗記ではありません。何よりも「漢字の読み」ができることによって、語彙を増やすことが眼目です。

30年ほど前の書物ですが、「幼児はみんな天才」(石井勲著1988)に普遍的な意味合いを持つ提言がされていますので、引用してご紹介します。

幼児漢字教育の奨め    ソニー名誉会長 井深大(注)

ソニー創業者井深大(出典newswitch.jp)

ソニー創業者井深大(出典newswitch.jp)

石井先生が始められた、早い時期から幼児に漢字を与へる教育といふものが、如何に大きな意義があるかを、私は高く評価して居ります。

これは、今日の教育に対する大きなチャレソヂです。従って、「幼児に漢字を!」と提唱された時は、世間から受入れられなかったと思はれます。それらの軋轢を戦ひ抜いて来られたのが石井先生だと思ひます。

石井理論は、まだ高く評価されてゐないかも知れませんが、次の世代においては非常に大きな意味を持つのではないかと、私は痛感して 居ります。

私はパターン学習を提唱してゐます。パターンとは、世間では模様・図案・図形といふ狭い意味でしか執へてゐませんが、パターン学習とは「一瞥(いちべつ)学習」といふことなのです。例へば、新聞を読む時、全文を読まなくても、一瞥するだけで一応理解できる、といふのがさうです。マサチューセッツ工科大学で、全世界の文章を取上げて、どの国の文章が一番機能的であるかを測定した科学的な実験があります。それでは、漢字かな混り文が世界で最も読み易い形態である、と発表されてゐます。それは、文章を一瞬のうちに読んで、意味内容を把握することが出来るからです。

一昨年、中国に参りました時、略字化反対の声を耳にしましたが、その反対の根拠は多く感情論から出発したものでした。それで私は、石井先生の理論を披露して、「子供は画数の少ない漢字が覚え易いと皆様は思ってゐるやうですが、画数の少ない漢字は認識しにくく、画数の多い漢字ほど理解し易いものです」と教へてやりました。

漢字は画数が多ければ、子供は絶対に間違へないものです。コンピューターを使ふ場合でも、画数の多い漢字については間違ひが非常 に少ないのです。

初めは、表音文字の方が便利さでもコストの点でも有 利だと考へられてゐましたが、集積回路が出来まして、この数年間、年 ごとに集積度が高まり、漢字の画数の多いことの難点は全く解決してしまひました。従って、日本のコンピューターは、どこの国よりも大きな進 歩を見せ、ワープロも漢字で完全に処理できるやうになりました。

パターン学習と言へば、父母が毎日仏壇に手を合せてゐますと、幼 児も自然と手を合せるやうになりますが、これもパターン学習の一つでありまして、かうして子供に信仰心を植ゑつけることも大切な事だと思 ひます。

今日の教育においては、「心」であるとか「立派な人間」を作り出すやうな題目が、一つも設けられてゐません。明治以前は、儒教が中心となり、学問することは「人の道」を究めることと結び着いてゐました。明治以降、西欧の物質文明に魅せられ、「心を 養 ふ」とか「人間を作る」といふ根源的な問題を忘れて、物質文明を追及するやうになりました。その結果、今や日本は世界の富の 10 パーセント以上を占めるまでになりましたが、未だに「物(富)」だけを追求する教育が行はれてゐます。

私は、今は「人間を作る」ことが教育の主な問題点でなければならな い、と考へて居ります。そのためには、「零歳からのパターン教育」から出発しなければならない、と考へるものであります。

パターンは、「一瞥して解る」所に大きな特徴があるのであり、この「一瞥して解る」才能や感覚を養ふことは非常に大切な事である、と私は思ひます。

無批判に物事を受容れることは、理性が発達すると難しくなります。今の教育は、「丸暗記」と「理解して覚える」ことの両者を混同し、暗記させる時期に暗記させず、理窟ばかりを発達させ、そのため大切な事柄を暗記する機会を失ってゐる所に問題があります。石井式漢字教育は、 今の日本の教育を救ふものの一つであると確信して居ります。

注)井深大 (いぶか-まさる)明治41年4月11日生まれ(1908-1997) 昭和-平成時代の経営者。
昭和21年盛田昭夫と東京通信工業を設立し,25年社長。国産初のテープレコーダー,トランジスターラジオなどを商標「SONY」で輸出。33年社名をソニーに改称。独創的な技術開発を主導し,営業担当の盛田とのコンビで同社を「世界のソニー」にそだてた。46年会長。幼児開発協会理事長などもつとめた。平成4年文化勲章。平成9年12月19日死去。89歳。栃木県出身。早大卒。(出典 日本人名大辞典))

・・・パターン学習とは「一瞥(いちべつ)学習」、仏壇に手を合わせることもパターン学習、などわかりやすい表現で井深大さんは説明されています。

更に、幼児期に「一瞥して解る」才能や感覚を養ふことは非常に大切なことであると述べられます。

上記の著書が世に出てから三十年以上経ちますが、幼児教育や小学校教育が良い意味で進化しているのだろうかと疑問に思います。日本の多くの先人たちが残してきた教育の素晴らしさを継承していくことも大切です。

小学校三年生前後から理屈を言うようになってくると、暗記することに抵抗を示す子供さんが出てきます。何事にも素直に取り組むことができる年齢の内に、必要なことは暗記できる力をつけておくべきです。

三十年前に井深大氏が、「今の教育は、『丸暗記』と『理解して覚える』ことの両者を混同し、暗記させる時期に暗記させず、理窟ばかりを発達させ、そのため大切な事柄を暗記する機会を失ってゐる所に問題があります。」と懸念されている状況は、残念ながら現在も変っていません。

posted by at 17:32  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

なぜ、指示行動ができないのか

年々、指示行動ができなくなっているように思います。
このような話を、先日ご訪問いただいた
私立小学校の先生もお話ししていました。

最後までしっかりと聞くということ。

聞いて考えるということ。

ソワソワ、モジモジしないで
正しい姿勢で聞くこと。

幼児さんには本当に難しいことです。
できないのが当たり前ではなく
私達は日々訓練だと考えています。

正しい訓練を日々行えば
きちんと指示を聞き考え
論理的に話すことができるように
なります。

「ハキハキ!元気!賢い子」

お話を聞けるようにする。
日々の生活をしっかりと見つめ直して
下さいとお伝えしています。

だらだらとした
テレビ・スマートフォンなどの動画

〜ながらの生活

メリハリのない生活習慣

大人が一方的に話し
全てにおいて過干渉になる。

まだまだ沢山あるのですが
このようなことが生活の中で無いか
チェックしてもらいます。

話を聞く環境にする。
一つ一つにメリハリをつけさせる。
初めの一歩が全てのスタートです。
ここからがさらに訓練だと考えています。

話を聞き取り、伝える力をつける。
これから更に必要な力だと思います。

posted by at 17:32  | 学習塾・幼児教育
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