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褒め方のコツ

教育を行う先生方がする児童・生徒への褒め方と、家庭教育をする親御さん方の褒め方には、それぞれ創意工夫が必要です。家庭で、所謂「褒めて育てる」式教育を漫然と行うと、子供が失敗したときやうまくいかないときに、自信を失ってやる気をなくすことがあります。

先にご紹介した「言葉は知識を刈り入れる道具 カール・ヴィッテの教育法4の中にも、知能の優れた子供への教育の難しさを記しています。

「より早く適切に学べる人、その理由:褒め方の研究」(https://wired.jp/2011/10/18/「より速く適切に学べる人」:その理由/)という記事にも興味深い研究が記されていますので、引用してご紹介します。

より早く適切に学べる人、その理由:ほめ方の研究

間違いから学習する能力の高い人は、そうでない人とは異なる脳の反応を示す。そして、生徒の知性をほめた時と、努力をほめた時の影響の違いは驚くほど大きい。

物理学者のニールス・ボーアは、専門家とは「非常に狭い範囲で、生じうる間違いのすべてを経験した人」だと定義した。この警句は、学習というものの重要な教訓をまとめている。つまり、人は何度も何度も間違いをおかすことで、正しいやり方を学ぶということだ。教育とは、数々の間違いから搾り取られた知恵のことなのだ。

(中略)

スタンフォード大学の心理学者キャロル・ドゥエックは、大きな影響を与えた研究[邦訳『「やればできる!」の研究――能力を開花させるマインドセットの力』草思社刊]の中で、知能に対する人間の姿勢(マインドセット)を2種類に分けている。

ひとつは、「自分の知能レベルはこのくらいであり、ほとんど変えることはできない」という固定的な姿勢(fixed mindset)、もうひとつは、「必要な時間とエネルギーさえ費やせば、ほぼどんな能力も伸ばすことができる」という成長志向の姿勢(growth mindset)だ。固定的な姿勢をもつ人は、間違いを「ぶざまな失敗」とみなし、与えられた課題に対して自分に十分な能力がない証拠だと考える。一方、成長志向の姿勢をもつ人は、間違いを、知識を得るために必要な前段階、学びの原動力ととらえる。

(中略)

ドゥエック氏の最もよく知られた研究は、クローディア・ミューラーとともに、ニューヨーク市内の12の学校で行ったものだ。研究では、5年生400人あまりに、言語を用いない比較的やさしいパズルを課題として与えた。テスト終了後、研究者たちは生徒たちに点数を伝え、簡潔な言葉でほめた。半分の生徒には彼らの知性をほめた(「あなたは頭がいいんだね」)。残りの半分には彼らの努力をほめた(「一生懸命やったね」)。

ドゥエック氏は最初、このほめ方の違いが大きな違いを生み出すとは考えていなかった。しょせん言葉にすぎないからだ。しかし実験の結果、5年生に与えられたほめ言葉に劇的な影響力があることがわかった。

まずは、最初の生徒たちにまた別のテストを2種類与え、生徒たち自身にどちらか好きなほうを選ばせた。ひとつは最初のものより難しいパズルだが、やればとても勉強になると説明された。もうひとつは、最初のものと同様の簡単なテストだ。努力をほめられた子どもたちは、90%近くが、難しいほうのパズルを選択した。一方、賢さをほめられた子どもたちは、ほとんどが簡単なほうのテストを選んだ。ドゥエック氏によると、知性をほめられた子どもは、自分を賢く「見せる」ことに気持ちを向けるようになり、間違いをおかすリスクをとれなくなるのだと説明している。

次に、もっと難度の高いテストが与えられた(5年生に対して8年生向けのテストが与えられた)。賢さをほめられた生徒たちはすぐ挫折してしまったが、努力をほめられた生徒たちは、このテストに熱心に取り組んだ。そして、このテストを受けた後で、両群の生徒たちは、成績が自分より低かった生徒と高かった生徒のうち、どちらかのテスト用紙を見る選択肢を与えられた。

賢さをほめられた生徒たちは、ほぼ全員が、自分よりテストの出来が悪かった生徒と自分を比較することで、自尊心を強化するほうを選んだ。これに対し、努力をほめられた生徒たちは、自分より成績のよかったテストを見るほうを選ぶ確率が高かった。彼らは失敗を理解し、失敗から学び、よりよい方法を編み出したいと思ったのだ。

最後に、最初のテストと同様の難易度であるテストが行われた。努力をほめられた生徒たちは、テスト結果が有意に上昇し、平均スコアが30%伸びた。彼らは、たとえ最初は失敗しても挑戦することを望んだので、より高い成績を得たのだ。この結果をさらに際立たせるのが、最初にランダムに「賢い」グループとされた生徒たちのスコアだ。こちらは前回から20%近くも低下した。失敗の経験でやる気をくじかれた「賢い」生徒たちは、実際に退歩してしまったのだ。

生徒の「賢さ」をほめることの問題は、教育というものの心理学的なリアリティを誤った形で示すことにある。それは、「間違いから学ぶ」という最も有益な学習活動を避けさせてしまう。間違いをおかすことで生じる不愉快な反応を経験しない限り、われわれの脳が既存のモデルを修正することはない。いつまでも同じ間違いをおかし、自信を傷つけないために、自らを成長させる機会を逃し続けるのだ。

サミュエル・ベケットは適切にもこう言っていた。「試してみたら失敗した。それがどうしたというのだ。もう一度試せ。もう一度失敗し、よりよく失敗するのだ」

*(サミュエル・ベケットは、アイルランド生まれのフランスの小説家、劇作家。 1969年ノーベル文学賞を受賞。)

・・・なかなか示唆的な研究成果です。

子供達に「失敗を理解し、失敗から学び、よりよい方法を編み出したい」という意欲をいかに持たせることができるか。

「間違いから学ぶ」コツをつかんだ子供は、大人になっても失敗を恐れず、何度でも挑戦して物事を成そうとします。

トーマス・エジソンの名言、

失敗したわけではない。

それを誤りだと言ってはいけない。

勉強したのだと言いたまえ。

posted by at 16:09  | 塾長ブログ

聞き取ることの大切さ

週末の通塾生に行った「学年を超えたバトル!」
国語力を高めるための学びを行いました。
この中には、聞き取ることの大切さ、
時間内の集中力、
確実な理解力、作業能力、的確な判断力などを
先生達は見極めていました。

結果は幼児期から御縁ある小学一年生がトップ!
「なるほどね〜」と納得です。
思い込みや何となくではなく
先生達が話しているときにしっかりと聞き逃さないように
耳を傾けます。
「質問は?」と聞かれた時に
何が分からないかを的確に質問。
「はじめ!」とスタートしたら
「お兄ちゃん、お姉ちゃんには負けないよ!」と
誰よりも集中です。

いろんなタイプの塾生がいるので
これが一番!とは言えません。
ただ、トップで勝ち残っていく資質は
今回の一番は充分にあります。

「ハキハキ!元気!賢い子」

何処でスイッチが入り、何処で花が開くかは分かりません。
それまでは保護者の方々の辛抱が必要です。
先生達はそこを見極めて一人一人に
必要な学びを取り組ませていきます。
けれども常々、先生達が
「幼児期の学びがとても大事。ここでの学びは
トップになるための学びの基礎を
しっかり磨いています。」とお話しする結果が
しっかりと現れています。
幼児期の丁寧に確実な学びは
その後、就学してから学ぶ力の基本基礎。
しっかりと観て聴いて、じっくりと考える
的確な判断を行う。
要点をまとめてハキハキ!と話し書く。
これから、世界に向かって可能性を広げるための
賢い子の学びなのです。

塾生さんに聞きました。
これはなあに?
何だろ〜 知らんし。って。
お母様に聴いて観てくださいね。

posted by at 19:07  | 学習塾・幼児教育

考えて解くを鍛える。

分からない!と言って「ハイハイ」とは教えません。
基本に戻って考える。羅針塾のやり方です。
春から小学一年生がカタカナを忘れました。
「調べよう!」
小学校高学年が、算数の問題が分からない。
「教科書を読んでみよう!」

その中で個人のレベルによって
何処で手助けをすべきかを見極めています。
分からない時は学年を下がってでも丁寧に復習をする。

「考えて解きなさい!」

口では簡単にいうけれど、結構難しいことなのです。
考えずに取り組んだ子達には。
軌道を時間をかけて修正し一つづつ完全解答まで結びつけて
いきます。

考える力を鍛える。
難しいことなのですが
時間とやり方を間違えなければ、意外と簡単にできるのです。

「ハキハキ!元気!賢い子」

今日は何を食べた?
今日は何が楽しかった?
何が面白かった?
嫌なことはない?

一人一人に合わせた質問をする時。
的確な答えが返ってくるとき。
考える力が研ぎ澄まさられているのだと
感じます。

一日の流れの質問から
一人一人の賢さを確かめ、磨いていきます。
考える力を磨く。
五感すべてを研ぎ澄ませて日々を送れる子へ。
一教科の練習問題よりも大事で
生きていく上で大切だと考える先生達です。

手作りの美味しい飴。
このセレクトは唸りました。
美味しかった!

posted by at 18:41  | 学習塾・幼児教育

発音と日本語

日本人が外国語を学ぶときに、発音に苦労すると一般に言われています。その理由の一端を指摘するお話がありますのでご紹介します。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第五章 お父さんとお母さんのための漢字の常識」に、「日本語は世界一音韻が少ない」「日本人は音韻を区別できない」からの引用です。

日本語と中国語とは、言葉の世界の両極端だということも言っておき たいと思います。

よく日本語と中国語は同じ漢字を使っているから、言葉も近い関係に あるだろうと思っていますが、世界の言語の中で、日本語と中国語とは まったく性質を異にする言葉なのです。

日本語の足りないところを中国語によって完全に補うことができたこと が、日本語を素晴らしいものにした最大の要因です。

中国語と日本語が似たような言葉であったら、日本語に対してあまり 役には立たなかったでしょう。あまりにも性格が違っていたために、日 本語の欠点が中国語によって完全に捕われたのです。

どういうところが両極端かといいますと、まず言葉の基本になる音韻 の単位が、世界でいちばん少ないのが日本語であって、逆にいちば ん多いのが中国語です。日本語には同音異義語が相当ありますが、中 国語ではそれをすべて異った音で言い分けているのです。世界中に 民族が数え切れないほど、それらの民族のもっている言葉の音韻とい うのは、中国語よりは少なくて、日本語よりは多いのです。

ですから、日本語と中国語の間に世界中の言葉がすべて入ってしまうのです。私の知る限りでは、日本語ほど音韻の少ないものはありませ ん。

日本語は、アルファベットならわずか19個の文字ですべて表すこと ができます。全部使う必要はありません。ローマ字では「ラリルレロ」に あたるものには、「R」「L」のついたものがありますが、日本語を話す場 合にはどちらかを使えば一方はいらなくなってしまいます。「C」は「K」 か「S」のどちらかでいいし、「X」はもちろん必要ありません。

こういうふうにしてしまうと、日本語をローマ字で書くと、19個の文字だ けで完全に表記でき、発音はそれ以外にないのです。こんなに少ない 民族はありません。これが日本語の大きな欠点です。欠点であるけれ ども、一方では長所と見ることもできます。

つまり、日本語くらいどんな言い方をしても正しく伝わる言葉はありま せん。ところが音韻が少ないために、日本人の耳ははっきりしたわずか の音韻しか聞き分けることができない耳になってしまいました。

音韻を聞き分ける聴力というのは、幼児期につくられます。ですから 大人になって外国語を学ぼうとしても、とくに音韻の多い中国語は日本 人には不可能といっていいくらい困難です。

私は青年期に六年間中国語を学習しましたが、結局ものにはなりま せんでした。耳がどうしてもついていけないのです。

中国語は1644種類の基本的な音韻をもっています。日本語は百いく つかで間に合います。中国ではその発音を聞き分ける耳を、幼児期か ら養っているのです。

ですから中国人の耳というのは私たちの耳とは全然違います。中国 人は英語を学んでもドイツ語を学んでも、実に見事に聞き、しゃべりま す。これは聞き分ける耳が発達しているからです。

では、音韻の少ない日本人ではどうしたらいいかというと、これは耳 の発達する幼児期に、外国語の豊かな音韻を耳から入れるしか方法は ありません。耳さえつくっておけば、大人になってから外国語を学ぶ必要が生じたときに、きっと役に立ちます。

・・・「中国語は1644種類の基本的な音韻をもっています。日本語は百いく つかで間に合います。」という事実を考えると、日本人が外国語をマスターするには、そもそも音韻(言語音の機能と体系・構造)の壁があるということです。平たく言いますと、幼児期に日本語環境にいる限り、日本語より音韻の多い外国語は、発音をネイティヴのようにすることは非常に難しい、ということになります。

発音に苦労するのは、日本語の音韻の少なさにあると考えれば、かえってスッキリします。

日本人が外国人とコミュニケーションをとるには、結果として比較的発音のしやすい英語に頼らざるを得ないとも言えるかもしれません。

 

 

「小1の壁」どう乗り越える

毎年、年長さんのお母様達から不安な声を聞く
小学校入学後・・・問題。「小1の壁」です。
短縮授業だったり、学童のお迎えが早くなったり
授業参観などの行事ごとが増えたり・・・と
働くお母さん達の悩みはつきません。

羅針塾のお母様達も、お母様達同士で連携して
乗り越えています。
学校行事も優先順位を決めて。のようです。
特に春の時期は、羅針塾も早い時間から開け塾生さん達を
迎え入れています。
お迎えが遅くなっても色んなことを学びながらゆっくりと
過ごしています。
どこかに安心できる場所があれば安心ですよね。

2月7日(木)8日(金)の
長崎大学教育学部附属小学校の教育研究発表会は
平日開催です。子供達はどちらかの日程での通学。
この両日、羅針塾は朝10時から開けています。
(お留守番も出来るようになったし、お母様も少々の遅刻なら
大丈夫!とお互いに相談の上決めました)
お迎えはいつもの時間!ですから丸一日。
こんな日は面白いことも沢山学べます。

「ハキハキ!元気!賢い子」
子育てをする中で悩む「子供のことは大事にしたい」
「キャリアを積んで働きたい」「家庭のために働く!」
この間で揺れ、疲れ果ててしまします。
そんな経験をしてきた先生だからこそ
お母様の力になってあげたいと考えています。
子供が安心できる場所に居て余裕があり
しっかりと学んで賢ければ
お母様もご家庭でイライラすることなく
美味しいご飯を作って寝るまでのひと時を
過ごせるのではないか?と思います。
小学校入学後、どうしよう・・・と考えている
ご家庭がありましたらお問い合わせくださいませ。
何か力になれればなあ〜と思っています。

今日は節分 「福はー内 鬼はー内」
先生達も豆まきです。

posted by at 09:58  | 学習塾・幼児教育
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