長崎市江戸町にある難関大学・医学部を目指す幼児教室・学習塾 羅針塾では、将来の日本を支える人になる為に、志を持って自ら学んで行く塾生を育てていきたいと考えています。
「日本の中学校で英語の筆記体を教えなくなったのは何故ですか」とAIのChatGPTとGrok3に尋ねてみました。
Grok3の回答が納得できたのでご紹介しつつ、英語の筆記体の効用について考えてみようと思います。
日本の中学校で英語の筆記体を教えなくなった主な理由は、以下の通りです:
1. 学習指導要領の改訂(ゆとり教育の影響)
2002年の学習指導要領改訂により、筆記体の指導が必須から任意に変更されました。これは「ゆとり教育」の一環で、生徒の学習負担を軽減し、基礎的な学力やコミュニケーション能力を重視する方針に基づいています。筆記体は実用性が低いと判断され、ブロック体(活字体)のみで十分とされたためです。2. デジタル化による実用性の低下
パソコンやスマートフォンの普及により、手書きの機会が減少し、筆記体を使う場面が激減しました。英語圏でも、日常的に筆記体を使う人は少なく、特に若い世代ではブロック体が主流です。ビジネス文書や試験問題もブロック体で作成されるため、筆記体を学ぶ必要性が低下しました。3. 読みにくさと採点の問題
筆記体は個人の癖が出やすく、読みにくい場合があります。試験の答案で筆記体を使用すると採点者が読めない可能性があり、減点の原因になることも。このため、読みやすさを優先してブロック体が推奨されています。4. 英語圏での筆記体離れ
アメリカなど英語圏の多くの地域でも、筆記体の使用頻度が低下しています。2010年の米国「コモンコア」基準で筆記体がカリキュラムから外れた影響もあり、若者は筆記体を読めない・書けないことが一般的です。ただし、イギリスや一部のヨーロッパ諸国では依然として筆記体が使われる場合もあります。背景と経緯
• かつて(1947年以降)、筆記体は中学1年生で指導され、速く書ける利点や教養としての価値から必修でした。しかし、1993年以降の学習指導要領で「指導してもよい」に変更され、2002年に完全に任意化。脱ゆとり教育後も復活しませんでした。
• 一部の中学生は「カッコいい」と感じ、独学で筆記体を学ぶケースもありますが、授業ではほぼ取り上げられません。
結論
筆記体を教える時間が英会話や他の実践的な英語学習に割かれるようになり、デジタル化や実用性の観点から、日本の学校教育では筆記体がほぼ姿を消しました。ただし、歴史的文書やサイン(署名)など、特定の場面で役立つ可能性はあるため、興味に応じて個人で学ぶのは有意義かもしれません。
・・・筆者は、大学生の頃から家庭教師をしていたので、英語の単語や英作文を学ばせるためには、まず筆記体をスラスラ書けることを前提としていました。従って、スラスラ書くことができない場合には、それを練習した上で先に進みます。
ところが、2002年の学習指導要領改訂により、筆記体の指導が必須から任意に変更された頃以降、筆記体が書けない生徒が急増。それに従って、英語を苦手とするものが増え始めました。それは英単語を覚えることを苦にし始めたからです。
ブロック体で英単語を書くのと、筆記体で書くのでは、圧倒的に後者が速度が速い。筆者の中学生の頃からの実体験でもあるのです。
英単語を覚えたり、英作文を書いて覚えるのにも、筆記体がスラスラ書くことがで出來、いわゆる体で覚えることに繋がります。ブロック体で書いて覚えるより、数倍効率が良いのです。
羅針塾では、小学校で会話中心の英語を始める頃から、ヘボン式のローマ字を始め、筆記体を覚えさせます。英語を筆記体で書くことが出来れば、ブロック体も自由自在となります。必要に応じて使い分けるのも自由です。