子供の意欲の芽

楽しいことをしたり考えたりしているときは、時間の過ぎるのが早く、あっという間に1日が終わります。とても充実感があります。ところが、気の進まないことをしなければならないときは、時計をしょっちゅう見て時間が過ぎるのがもどかしくなります。当然、不完全燃焼です。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「子どもの意欲の芽を摘むな」という項目があります。引用してご紹介します。

子どもの意欲の芽を摘むな

遺伝は大切な働きをしています。しかし、立派な両親から優れた子ど もが生まれるわけではありません。脳は使うから発達するわけで、いく ら遺伝的な要素がよくても、使わなければ脳は発達しません。

ただ、親が学者とか芸術家の場合、子どもも親と同じ道を歩くというケ ースが少なくありませんが、これは遺伝ではなく環境が影響しています。 子どもは親の真似をしますから、その真似をするお手本が身近にあれ ば、親と同じような道をたどることが多いのです。

では、立派な能力を持っていない親ではダメかというと、そんなこと はありません。いい手本を示そうと努力すれば、それでいいのです。

子どもは生まれながらにして、自分の能力を使いたいという強い欲求 を持っています。親のやることを見れば、すぐ真似をしようとします。と ころが、そうした子どもの欲求にブレーキをかける親が多いのです。ア レをやりなさい、コレも……と大方は干渉過多になっています。

親が教育に熱心なあまり、あれこれと指図すると、自分で積極的にや らない子どもになります。せっかくもって生まれた子どもの意欲をダメに しているのは親かもしれません。教育と称して干渉するあまり、かえっ て子どものやる気をなくしてしまっているのです。

そういう意味では、むしろ親が忙しくてまったく見てやれなければ、 子どもはやりたいことを自由にやれますから、意欲が発達します。遊び でも何でも自分で考えたり、頭を使うから、頭の働きがよくなります。

幼児期くらい、自らやろうという意欲の強い時期はありません。赤ちゃ んを見てください。歩けない赤ちゃんが歩こうとするでしょう。そのとき の困難さは、われわれの想像を絶するものがあります。赤ちゃんにとっ て立って歩くということは、まだ不可能なことなので、それこそ何回倒れ るかわかりません。それでも、諦めてしまう赤ちゃんは一人もいませ ん。

・・・学習に限らず、「遊び」も親が干渉したり、手助けすると工夫をしなくなります。実は、子供にとって「学習」「遊び」という垣根を作るのも間違いです。つまり、子供は面白いこと、興味をそそられることは何でも前向きで積極的に行動します。この「機」を逃さないことが、子育てのコツです。

日本でも、教科書しかない時代、おもちゃがない時代は、子供は一所懸命に学習し、遊び道具を作り出していたように思います。所謂、後進国では教科書やノートもなく、ゲームやコンピュータもありません。しかし、皆キラキラとして学び、遊んでいます。何でも「与えすぎ」が子供の意欲を減退させているのではないでしょうか。

posted by at 09:00  |  塾長blog

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