美しい日本語を使えますか

長崎市五島町にある難関大学・医学部を目指す幼児教育・学習塾 羅針塾では、これからの日本を支える子供達にしっかりと学ぶ力をつけていって欲しいと考えます。

また、幼児から小学生・中学生、高校生の塾生と普段接していると、賢く成長してもらう為に、それぞれが正しい日本語を習得することを願っています。。その秘訣のいくつかを記している書物があります。「日本の礼儀作法」〜宮家のおしえ〜 竹田恒泰著(マガジンハウス)から一部引用してご紹介します。

美しい日本語」とは何か

まず、「美しい日本語」とは何であるかを考えてみたい。それはズバリ「正しい日本語」であるといってよいであろう。単に「正しい」といっても、「文法的に正しい」だけでなく、「時機が正しい」必要がある。「時機が正しい」とは「TPOが正しい」ということであり、例えば、目上の人に対しては敬語を用いることなどがこれに当たる。

つまり、「美しい日本語」は、知識さえあれば誰でも話すことができるのであるから、知らないと損をするのである。ただ、いくら知識があっても、それに慣れていないと、咄嗟(とっさ)に話すことはできない。だからまず知識を持ち、次にそれに慣れることで、誰でも「美しい日本語」の話し手になることができる。

逆に「正しい日本語」が話せないと、それは致命的であることを知っておいて欲しい。何故なら、「正しい日本語」を話せない人は、「正しい日本語」を話す必要がある場面をあまり経験していないと見なされてしまうからである。使うべきところで敬語を使えないと、品格を疑われる。「正しい日本語」が話せない人は、信用されないのである。

・・・・・竹田恒泰氏は、明治天皇の玄孫です。所謂、「宮家のおしえ」は、話し言葉、挙措動作、居住まい、等々、全人格的な一つの物差しを示しています。

私達は、物心がついた頃から、身近な父・母・祖父母・兄弟姉妹との会話の中、また身振り素振りの中で成長していきます。「学ぶ」は、「真似ぶ」が語源ともいわれ、「真に似せる」の意味から「真似(まね)」や「まねぶ」が生まれ「学ぶ」という語句がうまれたとも言われます。

そうすると、幼い頃からの環境が「正しい日本語」「美しい日本語」の出発点であるともいえます。幼児教育の基本は、「正しい日本語」を使う訓練から始まります。

posted by at 15:28  |  塾長ブログ, 国語力ブログ

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