明けましておめでとうございます。
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さて、
平成三十年 戊戌(つちのえ・いぬ)の歳。
日本の暦には、元号(例えば、昭和、平成など)による年代表記とあわせて、干支が記されます。
干支とは、古代中国の考案で年・日(や方位)を表すシステム。
十干、則ち甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛・壬(じん)・癸(き)と、
十二支、即ち子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)。
これを組み合わせて甲子(きのえ・ね)・乙丑(きのと・うし)等六十種の呼び名を作り、年・日などに当てはめます。
干支の意義について、安岡正篤先生の人間学講話「干支の活学」(プレジデント社)から引用してご紹介します。
本来の干支は占いではなく、易の俗語でもない。それは、生命あるいはエネルギーの発生・成長・収蔵の循環過程を分類・約説した経験哲学ともいうべきものである。
即ち「干」の方は、もっぱら生命・エネルギーの内外対応の原理、つまりchallengeに対するresponseの原理を十種類に分類したものであり、「支」の方は、生命・細胞の分裂から次第に生体を組織・構成して成長をし、やがて老衰して、ご破算になって、また元の細胞・核に還るーーーこれを十二の範疇に分けたものである。
干支は、この干と支を組み合わせてできる六十の範疇に従って、時局の意義ならびに、これに対処する自覚や覚悟というものを、幾千年の歴史とと体験に微して帰納的に解明・啓示したものである。
・・・安岡先生のお話は、熟読玩味すべき名調子で記されます。ご一読をお勧めします。