‘ 羅針塾 ’ の投稿記事一覧

幼児の「何故」

大人を困らせるような質問をする子供さんは周りに居ますか。

日本人は聡い民族のせいなのか、大人が人にものを尋ねることが少ないようです。ところが、幼児期のあどけない頃は人に遠慮する必要がありませんから、「何故?」を連発します。それに親が真摯に向き合うか否かで、その後の知的成長の度合いが異なってきます。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「幼児の「なぜ」には必ず答えてやる」という項目があります。引用してご紹介します。

幼児の「なぜ」には必ず答えてやる

 いざ漢字を教えてみると、本当に覚えたかどうかがどうしても気にな ります。いくら脳を活発化させるとはいっても、どこまでわかったのか、 親は気になるものです。

まだ言葉の発音が完全にできない時期でも、親が「目」という漢字を 示せば赤ちゃんは目に手をやるようになります。「耳」を示せば耳を触 るでしょう。

こういうことをするようになれば、その漢字の意味は理解できたと言え ます。しかし、それが漢字教育の目的ではありません。漢字で脳を活性 化するのが目的です。頭を使うことが頭を良くすることなのですから、ど の漢字がわかってどの漢字がわからなかったということは、あまり神経 質になる必要はないのです。

教える漢字の数にしても、言葉がしゃべれない幼児のうちは、あまり 数を増やさなくてもいいのです。実際に言葉が発せられるようになっ たら、子どもの反応を確かめながら、数を増やしていけばいいのです。

言葉がしゃべれるようになってくると、幼児は知識欲が旺盛になって きます。

「これ、なあに?」と質問を矢のように投げかけてきます。

この質問にはきちんと答えてやりましょう。忙しいから、とこれをおろ そかにすると、幼児は質問をしないようになります。

ただし、勘違いしてはいけないのは、幼児が欲しないことはそのまま にしておくことです。知りたくないときに無理やり教え込めば、これは消 化不良になって逆効果です。子どもの欲することにだけに答える、とい うことを母親はとくに認識しておいたほうがよいでしょう。

・・・「口出し」をしないというのは、親に限らず人との付き合いの基本です。ところが、親子という関係故に、つい我が子には「口出し」をしてしまいがちです。それは、子供を一廉(ひとかど)の人にしなければならないという親の義務感がそうさせるのですが。

posted by at 09:00  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

平成31年度長崎大学教育学部附属小学校公開授業

今日は長崎大学教育学部附属小学校の公開授業の日。
羅針塾の先生達も参観させて頂こうか?と
ギリギリまで予定をやりくりしました・・・叶わず。
参観に出掛けられた塾生さん達に聞いてみようと
考えています。

国立や私立の公開授業、オープンスクールで
得るものは大きいと考えています。
だからこそ、何を観るべきか?
しっかりとお伝えしています。
この機会が受験への再認識となり
又、その後の学びに役に立つからです。
各学校のカラーをよく見極める。
国の教育がどのように動いているかを知る。
(ここの具体性は羅針塾の塾生さん達にはよく話しています。)

我が息子、娘をどのように導いていくか
よく考える。
本当に大事です。
「小学校六年間の学びは、本当に大事だと考えています。
場所も出会う人も。このキッカケが全てだと考えています。」と
年中さんのお母様。
本当にそうです。
小学校の六年間がその先の学びの意識を変化させると
思います。

「ハキハキ!元気!賢い子」
国の考える学びを参観に行くこと。
子育てする上で、考える参考になります。
世界は、何を求めているのか?
各御家庭でこれが、ベスト!と思う学びを身につけさせていただければと
思います。
その一役に羅針塾がお役に立てればといつも考えています。

 

posted by at 16:27  | 学習塾・幼児教育

子供の意欲の芽

楽しいことをしたり考えたりしているときは、時間の過ぎるのが早く、あっという間に1日が終わります。とても充実感があります。ところが、気の進まないことをしなければならないときは、時計をしょっちゅう見て時間が過ぎるのがもどかしくなります。当然、不完全燃焼です。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「子どもの意欲の芽を摘むな」という項目があります。引用してご紹介します。

子どもの意欲の芽を摘むな

遺伝は大切な働きをしています。しかし、立派な両親から優れた子ど もが生まれるわけではありません。脳は使うから発達するわけで、いく ら遺伝的な要素がよくても、使わなければ脳は発達しません。

ただ、親が学者とか芸術家の場合、子どもも親と同じ道を歩くというケ ースが少なくありませんが、これは遺伝ではなく環境が影響しています。 子どもは親の真似をしますから、その真似をするお手本が身近にあれ ば、親と同じような道をたどることが多いのです。

では、立派な能力を持っていない親ではダメかというと、そんなこと はありません。いい手本を示そうと努力すれば、それでいいのです。

子どもは生まれながらにして、自分の能力を使いたいという強い欲求 を持っています。親のやることを見れば、すぐ真似をしようとします。と ころが、そうした子どもの欲求にブレーキをかける親が多いのです。ア レをやりなさい、コレも……と大方は干渉過多になっています。

親が教育に熱心なあまり、あれこれと指図すると、自分で積極的にや らない子どもになります。せっかくもって生まれた子どもの意欲をダメに しているのは親かもしれません。教育と称して干渉するあまり、かえっ て子どものやる気をなくしてしまっているのです。

そういう意味では、むしろ親が忙しくてまったく見てやれなければ、 子どもはやりたいことを自由にやれますから、意欲が発達します。遊び でも何でも自分で考えたり、頭を使うから、頭の働きがよくなります。

幼児期くらい、自らやろうという意欲の強い時期はありません。赤ちゃ んを見てください。歩けない赤ちゃんが歩こうとするでしょう。そのとき の困難さは、われわれの想像を絶するものがあります。赤ちゃんにとっ て立って歩くということは、まだ不可能なことなので、それこそ何回倒れ るかわかりません。それでも、諦めてしまう赤ちゃんは一人もいませ ん。

・・・学習に限らず、「遊び」も親が干渉したり、手助けすると工夫をしなくなります。実は、子供にとって「学習」「遊び」という垣根を作るのも間違いです。つまり、子供は面白いこと、興味をそそられることは何でも前向きで積極的に行動します。この「機」を逃さないことが、子育てのコツです。

日本でも、教科書しかない時代、おもちゃがない時代は、子供は一所懸命に学習し、遊び道具を作り出していたように思います。所謂、後進国では教科書やノートもなく、ゲームやコンピュータもありません。しかし、皆キラキラとして学び、遊んでいます。何でも「与えすぎ」が子供の意欲を減退させているのではないでしょうか。

posted by at 09:00  | 塾長ブログ

学習と勉強

子供さんが自ら進んで学ぶようになれば、親御さんはその後の成長を見守る楽しみがあります。逆に、常に勉強、勉強と尻を叩かないといけない場合は、これが親子双方にとって不幸の始まりとなりかねません。難関大学などに合格はしてみたものの、所謂「燃え尽き症候群」となって、中途退学したり引きこもりになったりする例も有ります。

そうならない為に、幼児期に基本的な方針を確立しておかなければなりません。

石井勲先生著作「0歳から始める脳内開発ー石井式漢字教育」の「第四章 『漢字を教えない』のが漢字教育の基本」に、「教えてはダメ、母親を真似ながら子どもは言葉を覚える」という項目があります。引用してご紹介します。

教えてはダメ、母親を真似ながら子どもは言葉を覚える

論語は、まず「学」という字から始まります。

「子曰く、学びて時にこれを習う、また喜ばしからずや」です。学ぶと は真似ぶ、つまり真似ることです。しかし、真似をするだけではすぐに できるようにはなりません。そのためには同じことを100回、200回と繰り 返さなければいけません。

「習」という字は、鳥が“羽”を“百回”も羽ばたくという意味です。卵か ら孵った雛は、親のすることを真似します。つまり「学」です。しかし一回 や二回やったからといって、飛べるようにはなりません。100回も200回 も繰り返してやらなければ、つまり「習」がなければ飛べるようにはなり ません。

昔の人は「読書百遍」といいましたが、この百というのは、教の多いこ とを表す言葉で、何度も繰り返し本を読みなさいという教えです。一回 や二回で中身がわかるということはありません。これが「習」という言葉 の持つ本当の意味なのです。

繰り返しやれば、今までできなかったことができるようになります。わ からなかったこともわかるようになります。だから楽しいのです。つまり 自分から学ぽうという意欲がなければ、「学習」とは言わないのです。この「学習」に似た言葉に「勉強」という言葉があります。「勉強」というのは、 「強」という文字が示しているように、努力してやることです。先生や親に やれと言われてやることが「勉強」です。「勉強」はあまり効果がありませ ん。

「学習」と「勉強」という意味を厳密に使い分けて欲しいものです。「勉 強」は自らやることだと思っているかも知れませんが、勉強というのは、 課せられた仕事、つまり責任を果たすために努力することです。本当 はやりたくなくてもそうせざるを得ない、それが勉強の本来の意味で す。

商売人が「勉強しておきます」というのも、とてもそんな値段では売れ ないけれども、我慢して、その値段で売りましょうということから“勉強”と いう言い方をするのです。

勉強は学習に比べて効果は少ないということを知ってください。学問 というものは自分から進んでやらなくては効果がうすいのです。

ポイント:私たちの胃袋は食べたものを消化、分解しますが、これは工場並の高度な 設備が必要なのです。でもそれを無造作にこなしているわけです。そして頭 の中はもっと複雑で高度なことをやってのけています。頭は単に言葉を記憶 しているだけでなく、消化して法則を作り出しているのです。そうでなければ、 幼児でもちゃんと五段活用ができることの説明がつきません。

・・・これから子育てをされるお母さん方は、ご自分の幼児期など子供時代から思春期までの親子の有り様を振り返ると、そこに様々な子育てのヒントがあります。

筆者の母は、若かりし頃読書家であったようで、そのせいもあって目を悪くしました。その為か、学習するときの照明や机の位置などを気をつけるように言われました。また、宿題などがわからないときは、「読書百遍、意自ずから通ず」と繰り返し、分かるまで教科書を読むようにと、常日頃言っていました。つまり、母が解き方を教えたり、ヒントを与えたりということは全くないのです。結局、分からずじまいの時には、「明日、学校の先生に尋ねなさい」で、おしまいです。

今振り返ってみると、自分で考える力を付けるには、親が手を出さないということです。解法を教えたりヒントを与えると、それが仇となり、自ら考えようとはしなくなります。そこが、「学習」と「勉強」の分かれ道になっていきます。

posted by at 23:14  | 塾長ブログ, 国語力ブログ

年中さんの成長

羅針塾の年中さんは、年長へ向けての準備
そして小学校受験への準備を少しづつ始めています。

年中さんが学んでいる近くで
お兄さん、お姉さんがしっかりと集中して
日々の学びに取り組んでいます。
「もう!赤ちゃんじゃないもん。」って
キラキラした目で何事にも積極的に取り組みます。
間違いや失敗を恐れずに「やってみよう!」と
するところが年中さん達の良いところ。
「あれ〜先生!もう一回!」と
楽しい時間が流れます。
何事も前向きに素直に楽しく取り組むことが
賢くなる秘訣です。

「ハキハキ!元気!賢い子」

年中さんの音読力がグングン上がってきています。
難しい本も何のその。
丁寧にしっかりと間違えずに読んでいきます。
日々、国語力を磨いていますので
語彙力もついてきました。
理解が速く、深いです。
羅針塾では、基本基礎をしっかりと丁寧に。
未来に羽ばたく賢い子を育てています。

posted by at 18:32  | 学習塾・幼児教育
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